フランケル第2世代の猛威はこの馬から始まる その名もイッツパーフェクト/吉田竜作マル秘週報

2017年06月14日(水) 18:00


◆「思った以上におとなしくて扱いやすい」

 3回阪神開催初日(3日)に行われた芝外1600メートル新馬戦は、1番人気に推されたケイアイノーテック(牡・平田)が順当勝ちを決める一方で、個人的には他のところで大きな驚きがあった。

 関西圏では夏の阪神開催から新馬戦が始まるようになって、もう15年がたつ。以前は「わざわざこんなに早い時期から2歳馬を仕上げる意味を見いだせない」と口にする調教師が多かったものだ(今も少なからずいるが…)。実際、若駒たちはトレセンでも、競馬場でも、見ているこちら側がハラハラするような幼さを見せることもしばしば。人に置き換えれば、幼稚園から小学生になろうかというヤンチャ盛りなのだから、それも当然だろう。

 しかし、初日のこの新馬戦では、どの馬も行儀良くパドックを周回し、ほとんどの馬が馬場入りの順番を守り、そしてスムーズに返し馬へと移っていた。

「そりゃあ〜早くに新馬戦があるのも当たり前になっているんだから・・・

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