牝馬三冠馬メジロラモーヌの牝系から誕生したグローリーヴェイズ

2017年07月12日(水) 12:00

グラマラスライフ(牝 美浦・田村康仁 父ハーツクライ、母プリティカリーナ)

 全兄エクレアスパークルは新馬戦を快勝したあと臨んだ若葉S(OP)で2着となった実力馬。4分の3姉アグレアーブル(父マンハッタンカフェ)はフローラS(GII)6着、4分の3兄アンタラジー(父ディープインパクト)は準OP馬と、母プリティカリーナは何を交配しても優れた産駒を出してくるので繁殖牝馬としてのポテンシャルが高い。母の半弟Love and PrideはパーソナルエンスンH(米G1)、ゼニヤッタS(米G1)を制した一流馬で、2代母Ile de Franceは名種牡馬Bernardiniの半姉。活力旺盛なファミリーだ。「ハーツクライ×シーキングザゴールド」は秋華賞(GI)2着馬キョウワジャンヌと同じ。母は堅実にスピードを伝えるので高確率で走ってきそうだ。

グローリーヴェイズ(牡 美浦・尾関知人 父ディープインパクト、母メジロツボネ)

 母メジロツボネは現役時代に芝短距離で4勝を挙げ、準OPまで出世した。スウェプトオーヴァーボードとアンバーシャダイを組み合わせると、Ambehavingとクリアアンバーの相似な血のクロスが生じるので好ましく、同パターンの配合から・・・

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栗山求

68年生まれ。血統専門誌『週刊競馬通信』の編集長を務めたあと97年からフリー。現在は血統関係を中心に雑誌・ネットで執筆活動を展開中。 関連サイト:栗山求の血統BLOG

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