次世代へ意識が向く、1歳馬の登録(須田鷹雄)

2017年10月17日(火) 18:00


◆以前とは異なる競走馬登録のあり方

 現在の2歳世代から、以前とは異なる競走馬登録のあり方が始まっていることをご存知だろうか。制度を詳しく説明する余裕はないのでかいつまんで言うと、1歳の育成段階から厩舎を決めて仮の競走馬登録のようなものをすることで、競走馬の減価償却の時期を早めることができるようになったのである。競走馬所有を事業扱いにしていて、かつ本業が黒字の個人馬主にはメリットがあるので、昨年もそれなりの頭数がこの制度を利用した。ちなみに通常の競走馬登録頭数とは別枠なので、馬房を圧迫することはない。

 今年はさらに頭数が増えるかと思ったのだが、いまのところまだそれほどの頭数でもない。ただ、1歳馬で厩舎が判明したとなると、翌シーズンに向けてテンションが上がるもの。登録が済んだ中から何頭かご紹介しよう。

 セール取引馬でいちばん価格が高かったのは・・・

続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

赤本取材班

須田鷹雄+取材班が赤本紹介馬の近況や有力馬の最新情報、取材こぼれ話などを披露します!

関連情報

新着コラム

コラムを探す