2018年03月14日(水) 18:00
今週は重賞が4レース。春が近づいてきたという表現ができると同時に、やっぱり重賞の数が多いような気もします。アネモネSというオープン特別がありながら、同じ中山で芝1800mのフラワーC。栗東圏でチューリップ賞とフィリーズレビューがあるんだから、美浦圏に2レースあってもいいじゃないかという声には同調できます。実際、今年のフラワーCには目玉が出走するわけですし。
でも、その影響は3歳500万下へ波及。先週は「芝1600m」の3歳500万下が3レースもあったので、すべてのレースが9頭立て。重賞が多いから自己条件に頭数が揃わないのか、自己条件が多すぎるのか。我が愛馬が1勝馬の身でファルコンSへ出走となればうれしくなるわけですから、馬主サイドからすれば、今の3歳は出走叶うなら重賞を狙いますよね。
【ファルコンS/ダノンスマッシュ】
前走はゲート出遅れが勝ち負けできなかった致命傷でしょう。ただ直線の脚は見るべきところがあっただけに、後ろからためればこのメンバーで2位タイの上がりを使えたことは収穫だったと思います。
安田隆行調教師も「先週の追い切りに騎乗した北村友一騎手も『一番後ろで脚をためても、前をまとめて差し切るだけの脚はありますよ』と話していました」とコメント。それだけに最終追い切りも6F時計は控えめにする予定だったようですが、やっぱり時計が出てしまうのがこの馬。6F78.8秒、1F11.5秒は文句ない時計ですが、これでさらにテンションが上がってしまわないか心配。人気を背負う馬だけに、どの位置でレースをするかが着順を決めそうな気がします。
どの位置でレースをするかが着順を決めそうなダノンスマッシュ(3月13日撮影)
【若葉S/タイムフライヤー】
G1ホースが若葉Sから始動というのは、めずらしい気もしますが、すでに・・・
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井内利彰
調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ
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