ディープインパクト産駒が数多く海外に行ってしまったら!?(村本浩平)

2018年05月08日(火) 18:00


◆サクソンウォリアーの活躍を見た海外のバイヤーが…

 5日の早朝、イギリスのニューマーケットから素晴らしいニュースが届けられた。

 安平・ノーザンファーム生産のディープインパクト産駒、サクソンウォリアー(Saxon Warrior、牡3)が、デビューからの4連勝で英2000ギニーを優勝。ディープインパクト産駒の欧州クラシック制覇は、仏1000ギニーを制したビューティーパーラー(Beauty Parlour、牝9)以来の快挙であるだけでなく、サクソンウォリアーは英クラシック二冠目となる英ダービーでも、俄然注目を集める存在ともなった。

 この知らせに、日本産馬に限っては海外での成績を含めたPOGをされていて、その上、海外のクラシック制覇は「ポイント10倍!」ルールで(書いている自分でもよく分からないが(笑))サクソンウォリアーを持たれていた方は、日本ダービーを前にして優勝が確定したことだろう。

 同じ5日には、アメリカのチャーチルダウンズ競馬場で行われたGIターフクラシックSにおいて、こちらもノーザンファーム生産のヨシダ(Yoshida)がGI初制覇。こちらはハーツクライの産駒となる。

 ちなみにサクソンウォリアーは、クールモアグループからノーザンファームに預託されたメイビーに、ディープインパクトを配合された馬。一方、ヨシダは2015年のセレクトセール1歳セクションにおいて、ウィンスターファームが1億152万円(税込み)で競り落としている。

 この結果を見て、というよりも、この後のサクソンウォリアーの活躍によって左右される面も大きいが、今年のセレクトセールではディープインパクト産駒が、海外のバイヤーによって次々と落札されていく可能性が出てきたと言える。・・・

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