種牡馬の産駒価格と獲得賞金を振り返る(須田鷹雄)

2018年07月31日(火) 18:00


◆穴馬を選ぶ場合は、今回のような視点を盛り込んで

 セレクトセールでのディープインパクト産駒の価格を見ていて、やはりダービーなど頂点中の頂点に手が届く可能性のある種牡馬はプレミアムが付きやすいということを再認識した。ハーツクライも同様の存在になりつつあり、それに比べるとダイワメジャーなど距離のもたないタイプはそこまで価格がハネないように思う。

 そもそも、種牡馬ごとのセール価格と実際の成績(賞金のバランス)はどんなものなのか、セレクションセールも終わったこのタイミングで一回整理してみようと思う。

 集計方法は以下の通り。
1.現3歳以上の全産駒が対象
2.中央競馬平地での賞金+付加賞金のみが対象

 この集計方法に問題があることは分かっている。若い現役馬がこれから稼ぐ賞金が無視されているし、6着以下の奨励金がノーカウント。地方側のダートグレードで稼いだ賞金が無視されるのでダート種牡馬には不利。種牡馬になった場合の価値もカウントされない。さらに、産駒の頭数が少ないと、1頭の大活躍馬の影響で賞金の指標が大きく上ブレしてしまう。主取馬の存在が無視されるという問題もある。

 作業を簡略化するためこれらを無視したうえで、最後の問題だけは、平均値でなく中間値も算出することで、ある程度の解決をはかってみようかと思う。

 ディープインパクト産駒は・・・

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