カリフォルニアクローム 地元でのラストランをトラックレコードで勝利

2016年12月19日(月) 10:55

年明け1月28日のペガサスワールドCで引退となるカリフォルニアクローム(写真は2016年ドバイWC優勝時、撮影:高橋正和)

 カリフォルニアクローム(牡5)が、17日にロスアラミトスで行われたウィンターチャレンジ(d8.5F)を快勝した。

 ペリー・マーティン氏とスティーヴ・コバーン氏が共同で所有しいていた繁殖牝馬ラヴザチェイスに、カリフォルニアのハリスファームで供用されていたラッキープルピットを交配され、11年2月18日に父が繋養されていたハリスファームで産んだのが、カリフォルニアクロームである。

 南カリフォルニアのロスアラミトス競馬場を拠点とするアート・シャーマン厩舎に入厩し、2歳4月にデビュー。17年春にケンタッキーのテイラーメイドで種牡馬入りするため、4年近くに及んだ現役生活がまもなく終わろうとしている。

 カリフォルニア産馬として52年ぶり4頭目のケンタッキーダービー制覇を果たしたカリフォルニアクロームは、カリフォルニアにおける“ピープルズホース”となった。ところが、ここまで25戦していた同馬だったが、ロスアラミトスで競馬を走ったことは一度もなかった。

 引退前に地元のファンの前で競馬をしてほしい。そんな願いを込めて、ロスアラミトスが特別に編成したのがウィンターチャレンジで、カリフォルニアクローム陣営も競馬場側の申し出を快諾。

 鞍上V.エスピノーザが軽く手を動かしただけで、2着となったGIIIロングエイカーズH勝ち馬ポイントパイパー(牡6)に12馬身差をつける快勝。勝ち時計の1分40秒03は、ロスアラミトス競馬場ダート8.5Fのトラックレコードだった。カリフォルニアクロームウィナーズサークルから立ち去る際には、スタンドから「クロ−ム! クローム!」の大合唱が沸き起こっている。

 1月28日にフロリダ州のガルフストリームパークで行われるペガサスワールドCが、カリフォルニアクロームの引退レースになる予定だ。

(文:合田直弘)

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