ウオッカの4番仔の名はタニノフランケル!? 馬名が正式に決まるまで

2017年06月08日(木) 16:30

既に入厩して調教が開始されているウオッカの4番仔“タニノフランケル”(撮影:花岡貴子)

 ウオッカの4番目の仔の馬名が「タニノフランケル」で登録されていることが馬名の登録機関であるジャパン・スタッドブック・インターナショナルの血統書サービスにより明らかになった。しかし、JRAの公式ホームページにはまだその名はない。両者とも正式な機関であるにもかかわらず、一方では公表され、もう一方では公表されていない。これはどういうことなのか? JRA、およびジャパン・スタッドブック・インターナショナルに聞いた。

 現在、日本で走る競走馬の馬名申請はジャパン・スタッドブック・インターナショナルを通じて行われている。馬名についての審査はここで行われており、まず血統に紐づく競走馬の馬名が決定される。その次の段階として、審査通過後の競走馬の馬名の情報がJRAとジャパン・スタッドブック・インターナショナルの間で連携される。そのやりとりがあった後、報道陣には「原則、毎週金曜日」(JRA報道室)に発表されるとのことだ。ファンの方々が目にするJRAの公式ホームページへの掲載は「原則、毎週月曜日」(JRA報道室)とのこと。このようにJRAの競走馬としての馬名が公表されるまでには少々のタイムラグがある。

 ちなみに、その馬がデビューするまでの間なら何度でも馬名を変更することができる。しかし、そうなる理由は「馬主が変更になる等、馬名を変える必要性があるケースがほとんど」(ジャパン・スタッドブック・インターナショナル)とのこと。今回のタニノフランケルのケースでそうなる可能性は極めて低いだろう。

 ということで、ジャパン・スタッドブック・インターナショナル側で「タニノフランケル」の名前が閲覧できるということは、JRAの公式ホームページにその名が記される日はそう遠い日ではないはずだ。次の月曜日にJRAの公式ホームページをチェックしてはいかがだろうか?

 ちなみにタニノフランケルは6月2日から栗東トレセンにて調教を開始しており、現在はゲート試験を中心の調教メニューが組まれている。角居師は「ウオッカのいままでの仔の中では走りが軽い」と評価。馬体重は今週の計測では524キロ。ウオッカを担当していた中田助手が世話をしており「いいですね」と期待を寄せていた。今後が楽しみだ。

(取材・写真:花岡貴子)

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