ロサグラウカなど、オークス厩舎情報/美浦トレセンニュース

2018年05月17日(木) 18:15

母系がオークスで良績のあるロサグラウカ(撮影:佐々木祥恵)

 オークス(GI・牝馬限定・東京芝2400m)に美浦から出走する各馬について、追い切り後の関係者のコメント。

5月16日(水)追い切り分

ロサグラウカ(牝3・美浦・尾関知人)について、尾関調教師。 
「まだこれからの馬で、現状での力をだせるようにコンディション重視で調整をしてきました。先週はGI馬(レッドファルクス)の胸を借りて追い切りました。今週は3頭併せの1番後ろから追いかけて最後は真ん中に入る形の追い切りでした。実戦のキャリアが少ないので、精神的なタフさを求める内容、かつオーバーワークにならないようにやりましたが、問題なく走れていました。

 ただ先週もそうだったように、追い切りでは少しズブくなってるのか、並びかける時にスッとはいきません。馬と並んでしまえば反応は良いので、今週追い切ってちょうど良くなったのではないかと思います。スタートが速い方ではないので、東京の2400mは良いと思います。ローカルと中山の土曜日の競馬しか走ったことがないので、GIの大観衆の中でどのような精神状態でいられるのか気になりますね。

 前2走で乗った騎手は乗りやすいと言っていましたし、手前も替えることができて、走りのバランスが良い馬です。父がルーラーシップなので距離も持ちそうですし、母系の薔薇一族はオークスでも良績がありますので、その後押しを受けて頑張ってほしいです」

パイオニアバイオ(牝3・美浦・牧光二)について、北村宏司騎手
「先週は併せ馬の2番手から折り合い等を確認しながら、終いを伸ばす追い切りでした。先週しっかりとやれていますので、今週は気持ちと体を保つ感じで落ち着いて走らせることができましたし、ここまで順調に来ています。体が少し起きるような感じで走るフォームが特徴的ですが、考えて乗ってあげれば体をうまく使えるでしょうし、距離が2400mになってもいろいろな競馬ができそうな馬です」

5月17日(木)追い切り分

オハナ(牝3・美浦・堀宣行)について、森調教助手。
「前走(フローラS・GII・14着)は良い状態で出走できたのですが、最後は止めるような感じで力を出し切っていなかったですね。肉体面より気持ちの問題だと思いますので、中間もそのあたりに重点を置いて調整をしました。

 先週はチークピーシーズを着けて追い切りましたが、効果があまりなかったので、今週は比較的浅めのブリンカーを装着して単走で追い切りました。集中してハミを取って走り、動きも良かったので、レースでもブリンカーを着けます。前走の敗因は距離ではないと思っていますし、掛かる馬ではないので距離延長も問題ないでしょう。集中してこの馬の力を出すことができれば、前走のようなことはないと思います」

(取材・文:佐々木祥恵)

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