【毎日王冠】天皇賞(秋)とは別物のスピードレース/JRAレース展望

2018年10月04日(木) 06:00

往年とは性格も様変わりしてきた毎日王冠を制するのは?(撮影:下野雄規)

 近年、超一流馬は天皇賞(秋)を休み明けで使ったり、あるいは凱旋門賞へ向かったりして、毎日王冠スキップする傾向が見られる。超一流馬不在で行われることが増えて、毎日王冠の性格も往年とは様変わりしてきた。

1.天皇賞とは別物のスピードレース

 毎日王冠の勝ち馬が天皇賞(秋)も連勝した例は、2009年のカンパニーが最後。次走で天皇賞(秋)を勝つジャスタウェイスピルバーグも、このレースはそれぞれ2、3着に敗れていた。近年は底力よりもスピードに秀でたタイプが毎日王冠で好成績を収めている。

2.斤量が軽い馬が有利

 年齢別成績でトップに立つのは、連対率35.7%の3歳(過去10年)。ひとつには、古馬より軽い斤量で出走できることが有利に働いた結果と考えられる。同様の理由から、軽い斤量で出走できる牝馬も好成績を残している。翌週に府中牝馬Sが行われるが、それに背を向けてここに出走してきた牝馬は、過去10年で4頭中3頭が連対して連対率は75.0%。

3.ベテランは割引

 同じく過去10年で、4歳馬が連対率21.4%であるのに対して、5歳馬が14.7%、6歳馬は13.0%、7歳以上は3.6%と、歳を重ねるにつれ成績が下降している。スピードが求められるレースであるという観点からも、ベテランの狙いには慎重にならざるを得ない。


 アエロリット安田記念でタイム差なしの2着。厳しい流れを早め先頭に立ってのものだけに価値は大きい。今年に入ってから、3歳時より一回り大きくなった500kg台の馬体重で使われており、いよいよ完成の域に近づいてきたと見ていいだろう。前向きな気性で久々は苦にしないタイプ。モレイラ騎手起用ということもあって、休み明けから勝負態勢は整ったと見る。

関連情報

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・報告・コメント非表示の使い方
  • 非表示・報告をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 非表示・報告をクリックし「このコメントを通報する」を選択することで運営会社に申告できます。
  • ※報告内容について、削除等の処置をお約束するものではありません。確認を行った結果、違反が認められない場合は削除などの措置は行わない場合もあります。なお、報告に対する個別の回答は行っておりません。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

新着ニュース

競輪を手軽に楽しもう!netkeirin

ランキング

ニュースを探す