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【今週のデビュー馬】マイプレシャス
YRA
2020年12月19日(土) 17:14
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血統調査員のYRAです。
「血統表は競走馬の設計図!」ということで。
今週は久しぶりにヴィクトワールピサ産駒を取り上げます。
マイプレシャス 父ヴィクトワールピサ
12/20阪神5レースデビュー予定
父ヴィクトワールピサは現役時代、国内外で15戦8勝。
主な勝ち鞍はドバイワールドカップ、皐月賞、有馬記念。
3歳時に皐月賞と有馬記念という2つのタイトルを手にすると、4歳時にドバイ遠征。
ドバイワールドカップでは残り300mで先頭に立つとそのまま押し切って優勝。
日本馬として初めてのドバイワールドカップ制覇を果たした。
この優勝は3.11の東日本大震災直後ということもあり、暗く沈んでいた日本に勇気を届けることとなった。
この年限りで現役を引退、種牡馬入りした。
2019年種牡馬ランクは第14位。
母サラフィナはフランス産馬。現役時11戦6勝。
主な勝鞍はサンクルー大賞、ディアヌ賞、サンタラリ賞とG1を3勝。
繁殖としてデビュー済み産駒は4頭で全頭勝ち上がり。
ジュニアル(父ディープインパクト)、Savarin(父ディープインパクト)と既に重賞馬も2頭輩出。
繁殖としての能力も高くまさに名牝。
血統背景は父Refuse to Bend(Sadler’s Wells〜ノーザンダンサー系)×母父Darshaan(〜Mill Reef〜Never Bend〜ナスルーラ系)の組み合わせ。
ヴィクトワールピサはMr. Prospectorの血をクロスさせることが成功の近道。
ウィクトーリア(フローラS(G2))、スカーレットカラー(府中牝馬S(G2))、ミッシングリンク(TCK女王盃(G3))といった重賞馬たちがこのパターン。
また、すみれS(OP)勝ち馬のジョルジュサンクとは母方にMill Reefを持つ点が同じである。
名牝の母の血と好配合を武器にクラシックを狙う。
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