特殊な適正が求められる福島民報杯。
それぞれの年ごとに、好走馬の過去の好走レースを見てみると・・・。

2010(かなり前傾で、先行には厳しいペース。先行で粘るのは一貫ペースの適性がある。)
1着チョウカイファイト(先行)
中京 0.6秒 追いこみ
12.3 - 10.6 - 11.1 - 12.3 - 12.1 - 11.5 - 11.7 - 11.9 - 11.8 - 12.1
2着ケイアイライジン(差し〜先行)
中山 0,3秒 追いこみ
12.7 - 10.5 - 10.9 - 11.2 - 11.5 - 11.6 - 11.8 - 11.9

2009(前傾だが中盤に緩みがあり、先行が楽に一貫ペースを刻める。)
1着ホッコーパドゥシャ(先行)
阪神 −0.6 逃げ
12.4 - 11.2 - 11.8 - 12.4 - 12.3 - 12.1 - 11.8 - 11.2 - 12.3
3着トウショウヴォイス(追いこみ)
東京 0.1 追いこみ
12.8 - 10.8 - 11.6 - 11.9 - 11.8 - 11.7 - 11.1 - 11.6 - 12.6

2008(やや時計のかかる馬場で、テンで飛ばした分上がりが極端にかかる。先行の負荷が大きいが、差しも余力十分ではないので直線の長さでは差しきれない。)
1着フィールドベアー(先行)
函館 0.2 差し〜先行
12.4 - 11.7 - 12.3 - 12.5 - 11.7 - 12.0 - 12.1 - 12.1 - 12.0
2着グラスボンバー(差し〜先行)
福島 0.1 差し
12.4 - 11.5 - 11.8 - 11.6 - 11.7 - 11.7 - 11.8 - 12.0 - 12.1 - 12.7

気付いたのが、かなり前にスピード系の指数が高いレースで好走した馬が巻き返しているということ。
一貫ペースやスパート戦でこそ、真価を発揮する馬を狙いたいですね。
そして、もうひとつ目立つのが1800mが適距離かと思う馬が好走している点。
スピードが問われる+緩みが少ないペースというところが、福島民報杯とリンクしているのだと思います。

ちなみに、エクイターフは傾向に影響しないと思います。
むしろ、好状態の馬場を保ち、先行したい騎手心理がより強くなり、傾向を更に強める可能性もあると考えています。

今回の出走メンバーでは、リクエストソング、オペラブラーボ、スマートステージ等が傾向に当てはまるのではないでしょうか。