【今週のデビュー馬】コリエンテス


血統調査員のYRAです。
「血統表は競走馬の設計図!」ということで。

今週は王道ディープインパクト産駒の登場です。

コリエンテス 父ディープインパクト 
7/24新潟5レースデビュー予定

父ディープインパクトは現役時代、7つのG1を制した「日本近代競馬の結晶」と謳われた歴史的名馬。
種牡馬としても2012年から2020年現在まで9年連続で種牡馬ランク首位。
競走馬としても種牡馬としても日本競馬の代表的存在。
(2019年7月30日逝去)


母イスパニダはアルゼンチン産馬。現役時10戦2勝。
主な勝鞍はアルゼンチン1000ギニー(G1)
現役引退後、日本に輸入され繁殖牝馬となった。
本馬が初仔。
血統背景は父Pure Prize(Storm Cat~ノーザンダンサー系)×母父フレンチデピュティ(Deputy Minister~Vice Regent~ノーザンダンサー系)の組み合わせ。


ディープインパクト産駒で完成度を早めるには母にノーザンダンサーのクロスを持つことがセオリーで本馬はこれをクリア。
父×母父Storm Cat系の組み合わせはスーパー黄金配合。
G1馬だけで、キズナ(日本ダービー)、エイシンヒカリ(イスパーン賞(仏G1)、香港C(香港G1))、リアルスティール(ドバイターフ(ドバイG1))、サトノアラジン(安田記念)、ラキシス(エリザベス女王杯)、アユサン(桜花賞)、Study of Man(ジョッキークラブ賞(仏G1))がいる。
また、父×母父フレンチデピュティの組み合わせもニックス配合で、ショウナンパンドラ(ジャパンカップ、秋華賞)やダービー馬マカヒキ(現役)などこちらも活躍馬を多く輩出している。

このように本馬は父ディープインパクトの配合における成功ポイントをおさえた配合で、血統的にはこの馬が走らない想像をする方が難しい。
無事クラシック戦線にのっていって欲しい存在だ。