2010年10月02日(土) 00:00
さぁ、いよいよ秋のGIシーズン開幕。第1弾のスプリンターズSを当てて、好ダッシュを決めたいですね。
ところで、先週のレーシングプログラムのウラ表紙、ご覧になりましたか? 大泉洋サンを含む3人の人物が銭湯の湯船に浸かっている、スプリンターズSのポスターです。どうもあれが気になってしょうがないんですよ。
なぜか、と言えば、あの銭湯に掲げられている看板。左のほうに「ヤノ眼科」とあったでしょう。「なにぃ、『ヤノ』がヒントだって?」。ポスターの図柄を見た途端、私としては、そこが気になっちゃったわけです。
ではそのポスター、もう少し詳しく見てみましょう。右側の人物の後ろには、とあるお茶屋さんの看板があります(その店は実在するものなので、看板は本物と思われます)。「お茶屋さんが陰に隠れているというのはどういうことか?」と考えていたら、思い当たっちゃいました。グリーンバーディーという馬の名前に、“グリーンティー”が隠れてるじゃないですか! しかも、グリーンバーディーはセントウルSに出ていましたよね。「セントウルSに“セントウ”がかかっている。だからセントウルS出走組に注意」というのは、すでに噂になっているようです。グリーンバーディーはかなり有力と思えてきました。
さらに、大泉洋サンの両側の人物は、どう見ても外国人。ということは、グリーンバーディーとともに、外国馬のウルトラファンタジーか外国産馬のキンシャサノキセキが浮上してきます。すると、先の「ヤノ眼科」の謎が解けちゃいました。右側の人物の陰になっている看板がグリーンバーディーのヒントなら、左側の人物と「ヤノ眼科」もヒントのはず。その人物はメガネをかけています。ほら、キンシャサノキセキには“近視”と“ヤノ”が隠れているでしょう? もう1つ、ポスターの中にあるスプリンターズSのタイトルの脇には、「まばたき禁止!」と書かれていますね。ここにも“キンシ”があるんです。キンシャサノキセキは外せません!
で、キンシャサノキセキはフジキセキの産駒。ポスターの銭湯画に描かれているのは、富士山から馬が出てくるという場面です。これぞまさしく“富士奇跡”。だとすれば、もう1頭のフジキセキ産駒、ファイングレインも侮れません。オッと、ファイングレインの同枠にローレルゲレイロが入りました。2頭の頭文字を取れば“フロ”。こりゃぁ、押さえておいたほうがよさそうですね。
そこで結論。今回のポスターからは、グリーンバーディーとキンシャサノキセキの2頭軸3連複流しがオススメと言えます。相手はファイングレインとローレルゲレイロ。大泉洋サンに引っ掛けて言えば、「こんな馬券どうでしょう!」
とにかく、そんなこんなを考えるのもGIならではの楽しみ。そういうシーズンがやって来た、ってことです。では、また来週!
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矢野吉彦
テレビ東京「ウイニング競馬」の実況を担当するフリーアナウンサー。中央だけでなく、地方、ばんえい、さらに海外にも精通する競馬通。著書には「矢野吉彦の世界競馬案内」など。