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宝塚記念と出世レース
関屋駿
2012年06月07日(木) 10:26
4
いよいよ2週間後、宝塚記念です。
私は主にデータ予想を使っています。そんな宝塚記念、データ予想の観点から見て、注目したい馬がいます。
その前にまず、データの詳細からお話しします。
中・長距離重賞路線において近年、いわゆる「出世レース」と考えられているレースがあります。
それは、「アルゼンチン共和国杯」です。
一昨年の勝ち馬だったトーセンジョーダンはその後、天皇賞・秋を勝利、ジャパンカップ、天皇賞・春で2着と、G?レースの中心的存在となっています。
しかし、ただアルゼンチン共和国杯を勝てばいい、という訳ではありません。
ポイントは「アルゼンチン共和国杯が重賞初制覇である」ということです。
過去10年のアルゼンチン共和国杯勝ち馬のうち、重賞初制覇だった馬は6頭(実際は7頭ですが、都合により1頭省略)。
2002年 サンライズジェガー → 2003年天皇賞・春2着
2004年 レニングラード → このレースで引退
2006年 トウショウナイト → 2007年日経賞2着
2007年 アドマイヤジュピタ → 2008年天皇賞・春1着
2008年 スクリーンヒーロー → 2008年ジャパンカップ1着
2010年 トーセンジョーダン → 2011年天皇賞・秋1着
その後の主な活躍を併記しました。
レニングラードはラストランとなったレースでしたが、それ以外の5頭はその後、1年以内に重賞で連対しています。
その中でも、直近の3頭は全て、後にG?馬となっています。
そして、先ほど省略した去年の勝ち馬。
「トレイルブレイザー」
トレイルブレイザーはすでに今年京都記念を勝っていますが、アドマイヤジュピタ・スクリーンヒーロー・トーセンジョーダンのことを考えると、G?制覇を期待せずにはいられません。
アルゼンチン共和国杯までに残されたG?は宝塚記念と天皇賞・秋。
宝塚記念ではぜひ、この馬を狙ってみようと思います。
始めてコラムを投稿させていただきました。まだまだ勝手がよく分かりませんが、皆さんの注目コラムにしていただければ幸いです。
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