宝塚記念と出世レース

いよいよ2週間後、宝塚記念です。

私は主にデータ予想を使っています。そんな宝塚記念、データ予想の観点から見て、注目したい馬がいます。

その前にまず、データの詳細からお話しします。

中・長距離重賞路線において近年、いわゆる「出世レース」と考えられているレースがあります。

それは、「アルゼンチン共和国杯」です。

一昨年の勝ち馬だったトーセンジョーダンはその後、天皇賞・秋を勝利、ジャパンカップ、天皇賞・春で2着と、G?レースの中心的存在となっています。

しかし、ただアルゼンチン共和国杯を勝てばいい、という訳ではありません。

ポイントは「アルゼンチン共和国杯が重賞初制覇である」ということです。

過去10年のアルゼンチン共和国杯勝ち馬のうち、重賞初制覇だった馬は6頭(実際は7頭ですが、都合により1頭省略)。

2002年 サンライズジェガー → 2003年天皇賞・春2着
2004年 レニングラード   → このレースで引退
2006年 トウショウナイト  → 2007年日経賞2着
2007年 アドマイヤジュピタ → 2008年天皇賞・春1着
2008年 スクリーンヒーロー → 2008年ジャパンカップ1着
2010年 トーセンジョーダン → 2011年天皇賞・秋1着

その後の主な活躍を併記しました。

レニングラードはラストランとなったレースでしたが、それ以外の5頭はその後、1年以内に重賞で連対しています。

その中でも、直近の3頭は全て、後にG?馬となっています。

そして、先ほど省略した去年の勝ち馬。

「トレイルブレイザー」

トレイルブレイザーはすでに今年京都記念を勝っていますが、アドマイヤジュピタ・スクリーンヒーロー・トーセンジョーダンのことを考えると、G?制覇を期待せずにはいられません。

アルゼンチン共和国杯までに残されたG?は宝塚記念と天皇賞・秋。

宝塚記念ではぜひ、この馬を狙ってみようと思います。

始めてコラムを投稿させていただきました。まだまだ勝手がよく分かりませんが、皆さんの注目コラムにしていただければ幸いです。