2010年12月18日(土) 00:00 0
15日(水)、川崎競馬場に行ってきました。当日のメインレース・第61回全日本2歳優駿にあわせて行われたスペシャルトークライヴに出演するためです。
トークライヴの主役は、川崎競馬場開設60周年のイメージキャラクター・磯山さやかサン。これまで関東オークスとスパーキングレディーカップの日にも彼女のトークライヴがあったそうですが、私がその司会を務めさせていただいたのは今回が初めて。もちろん、磯山サンとは初対面でした。
とまぁここまでは、長く競馬実況の仕事を続けさせてもらっている私にとっては、それほど珍しい話ではありません(ただし、次週の当コラムで発表予定の『年末恒例・2010年私の競馬10大ニュース』にはランクインする見込み)。でもそこで、当日のトークライヴをご覧いただいた方ならご存知のとおり、このコラムに書きたくなってしまうほどの一大事が起きたんです。
実は磯山サン、9月に行われた鎌倉記念で、その名前に惹かれてキスミープリンスを狙ったところ、期待どおりに同馬が優勝して、馬複を的中させました。今回の全日本2歳優駿に同馬が出てきたからには、再び期待しないわけにはいきません。
そして今回、同馬の両隣に入ったのが、ビッグロマンスとリアライズノユメ。「王子様に『キスして』とお願いしたら、それがビッグロマンスとなり、ユメは現実に」。彼女にピッタリのストーリーが出来上がりました。
で、磯山サンはトークライヴで「その3頭を買います!」と宣言。すると、ビッグロマンスが優勝してリアライズノユメが2着、キスミープリンスが3着というパーフェクトな結果になっちゃったんです!3連複でも4840円の好配当。今までいろいろな予想イベントに出演してきましたが、こんなに見事な結末を迎えたのは初めてと言っていいでしょう。
これには、レース実況を担当した大川充夫アナウンサーも驚いたようで、「ミツオーのセカンド・ボイス」というブログに「『おお、こりゃ磯山さん馬券だぞ』とビックリしておりました」と書いたほどです。
問題は、大川サンも書いているように、磯山サン本人が宣言どおりに馬券を買っていたか、ということ。そのへんは、ご本人のブログ「目指せケイバの達人・磯山さやかの川崎競馬だぁーい好き」で近々明らかにされると思います。
それ以上に気になるのは、次の磯山サンの予想。今後は、来年1月3日の報知オールスターカップ、同26日の川崎記念、3月2日のエンプレス杯当日にトークライヴで披露されます。いずれも私が司会を仰せつかっているのですが、なんだか楽しみになってきました。みなさんもぜひご注目ください!
願わくば、今回の“婚活馬券予想”を見事的中させた磯山サンに、素晴らしいお相手が現れますように。では、また来週。
矢野吉彦
テレビ東京「ウイニング競馬」の実況を担当するフリーアナウンサー。中央だけでなく、地方、ばんえい、さらに海外にも精通する競馬通。著書には「矢野吉彦の世界競馬案内」など。