フォワ賞個別上がり5fラップ&回顧

1着 Orfevre
11.15-11.05-11.10-11.40-12.40(34.90:5.55-5.55-5.65-5.75-5.95-6.45)

2着 Meandre
11.25-11.10-11.40-11.40-12.40(35.20:5.70-5.70-5.70-5.70-6.00-6.40)

3着 Joshua Tree
11.20-11.35-11.35-11.60-12.55(35.50:5.65-5.70-5.75-5.85-6.10-6.45)

4着 Fiorente
11.35-11.05-11.45-11.60-13.10(36.15:5.65-5.80-5.80-5.80-6.10-7.00)

5着 Aventino
11.25-11.40-11.55-11.95-13.65(37.15:5.75-5.80-5.95-6.00-6.40-7.25)

傑出しているのは残り5-2f区間の600mです。
オルフェーヴルはこの区間を33.3でカバー(他馬は33.75~34.2)。
差がつきにくいはずのヨーイドンで一気にペースの不利をひっくり返してしまいました。
特にワープしたかの如く内を抜けてきた3-2f区間で一頭だけ圧倒的なラップを刻んでいます。
オルフェがこの3fで差を付ける原動力となったのは持続力の差。
MeandreやJoshuaTreeがせいぜい300~400m程度の全開区間で終わる中、一頭3fいっぱいエンジン全開で走り抜けたからです。
しかも最後は流す余裕。
着差こそ僅かでしたが、何度やっても負けようがないというくらいの実力差を見せつけました。

以前から主張しているようにオルフェーヴルの武器はこの全開区間の長さ。
加えて極めて高い瞬発力を持っているため、これ以上ないくらい欧州競馬に合致した存在なのです。
今回のレースは絶望的な位置取りから次元の違う持続力で捩じ伏せたという内容。
上がり5f57.1はやや緩い馬場だったことを考えれば化物の領域。
これが欧州初戦というのですから、欧州勢は今頃大慌てでしょう。