ペース想定
非凡なダッシュ力を持つハクサンムーンが逃げるでしょう。
ここ2走と最高指数の出石特別のラップがこちら。
阪神 1着
12.0 - 10.7 - 10.8 - 10.6 - 11.3 - 12.6
小倉 4着 0.1差
11.6 - 10.2 - 10.7 - 11.3 - 11.5 - 12.0
出石特別 阪神 1着
12.1 - 11.0 - 10.9 - 11.0 - 11.0 - 11.8
スタートセンスが特別優れている訳ではないので、本質的にはテンで飛ばしすぎない方が良いのではないでしょうか。
テン(1・2F目)の速くないレースをダッシュ力で先頭に立ち、中盤では緩急を付けないハイラップを刻んでリードを保ったまま直線へ向いてゴールへなだれ込む形がベストかと思われます。
まんま出石特別のラップです。
ナイアード強化版のようなイメージです。

しかし、毎回ベストな走りが出来るとは限りません。
2走前の走りは見た目にも分かるほどの飛ばしすぎ。
前走はテン33.5秒なので、「そんなに速くないのでは?」と思われるかもしれませんが、阪神1200mというコースはテンの区間の直線部分が約250mしか無く、絶対的にスピードが出ない条件であり、同舞台のセントウルSと比較してみるとハイペースだと分かります。
それで勝てたのなら、今回も飛ばしてくること確実ですね。

そしてもう一頭スピードがあるのはトシキャンディ。
強烈なのは京葉S。
中山
11.8 - 10.2 - 11.2 - 11.7 - 11.9 - 12.6
水分を含むスピードダートだったとはいえ、テン33.2秒は狂気の逃げに近いです。
スピード性能に優れるシャウトライン、クリスタルボーイ、エアティアーモ等を抑えて逃げて先行勢の中で最先着しているのですから、ダッシュ力、スピード持続力は相当なものを持っていると言えるでしょう。

ナイアードは前走本命にしましたが、
・スタートセンスが悪化していること
・今回は強力な逃げ馬が2頭いること
を考慮すると大穴を開ける目はほぼ潰されていると考えます。
しかし斤量50キロですから、それを活かしたスピードを全面に押し出す競馬をしてくると考えます。

ハクサンムーンがダッシュ力、スピード持続力で飛ばし、
トシキャンディもダッシュ力、スピード持続力で飛ばし、
ナイアードが斤量、スピード持続力でピッタリついて行く流れとなりそう。
となると追いこみが届くほどのハイペースとなりますね。
底力、持続力が問われるレースになると想定します。