重賞回顧 ダイヤモンドS

東京11RダイヤモンドS(G3)
◎:1枠 1番 ワープスピード
◯:4枠 8番 ヘデントール
△:3枠 5番 ジャンカズマ
△:5枠 10番 トウセツ
△:7枠 13番 シルブロン

特異な距離のレースでスタミナ自慢が集まりましたが、ハイレベルの4歳世代から唯一出走したヘデントールの強さが際立ったレースでした。なかなかペースが上がらない中、好位でしっかり貯金をしていた人気馬2頭が最後の周回の3角から進出開始。4角で先行馬を捉えると外から人気馬ワープスピードと併せ馬で先頭に立つ。それでも直線に向いた時点では断然手ごたえが優勢だったヘデントールが先頭に立つとあとは離す一方。ハイレベルの菊花賞からさらに成長して地力強化を見せてくれました。これで大阪杯、春の天皇賞が楽しみになってきました。

 2着先行馬で唯一残ったジャンカズマ。野中騎手らしい前で持たせる競馬がぴったりはまったレースでした。勝ち馬には離されましたが3着以下にはセイフティーリード。正にしてやったりのレースだったでしょう。

 3着ヴェルミセルは連勝で臨んできたものの前走も人気薄だったために今回もノーマーク。ヤネも今年初重賞制覇の川又騎手もテン乗りながら好騎乗。勢いそのままの大好走になりました。

 所長◎のワープスピードは最後に脚は上がりましたが、悔いなしのレースだったでしょう。この一叩きで次走一変を期待したいと思います。