重賞回顧 フェブラリーS

東京11RフェブラリーS(G1)
◎:6枠 12番 サンライズジパング
◯:5枠 9番 コスタノヴァ
△:1枠 1番 エンペラーワケア
△:4枠 8番 ドゥラエレーデ
△:6枠 11番 ペプチドナイル

オッズにも表れていましたが、頭数こそ揃ったものの力差のあるメンバー構成となったこのレース。終わってみれば人気馬上位で掲示板が独占されたレースでした。その中で強さを発揮したのがコスタノヴァ。このコースのスペシャリストですがG1レースを一発で決めるのは天晴でした。騎乗したキング騎手も強気でならし、言い方は悪いですが多少制裁を受けても勝てばよいという騎乗のようにも見えます。それでも今回は、多少出遅れても慌てず追走し、直線に向いた時には「勝たれた」と思わせる手ごたえ。強行軍に見えるローテでしっかり走ってくれました。

 2着は所長◎のサンライズジパング。サウジを捨てて実を問った陣営の気迫が見えたレースでした、外を回って届かないレースが続いた中、今回は原尾括ってのイン突き。これが功を奏し、勝てはしなかったものの自分の力は出せたと思います。

 3着は最後に意地を見せて差してきたミッキーファイト。同世代の馬がサウジで結果を出しましたが、この馬と2着馬もハイレベル世代を印象付ける競馬をしてくれました。今後の成長に期待です。