重賞回顧 オーシャンS

中山11Rオーシャンステークス(G3)
◎:7枠 13番 ヴェントヴォーチェ
◯:6枠 11番 ママコチャ
△:2枠 2番 ウイングレイテスト
△:3枠 5番 スリーアイランド
△:6枠 10番 ウインモナーク

約1カ月ぶりでも馬場を回復させいつも通りの先行馬有利の馬場にする馬場造園課には只々頭が下がりますが、それを念頭に入れてレースができるのはやはりベテラン勢。このレースもご多分に漏れず先行馬同士の決着になりました。3角の位置取りのまま、ほぼゴールに流れ込んだレースでしたが、格の違いを見せつけたのがG1ホースのママコチャ。直線の坂を上ると余力一杯に末脚を使い、着差以上の勝ち方。やはりG3ではモノが違いました。

 2着には番手から早めに抜け出して粘りこみを図ったペアポルックス。良馬場なら崩れない馬が、今回もしっかり結果を出しました。この馬はやや重でもダメなだけに、次走も馬場次第での狙いになりそうです。

 3着のウイングレイテストは8歳馬。長年の読者の玉ちゃんさんの格言でもある「高齢まで走らせるには何かがある。」に当てはまった馬。G3ならいつでも出番があるところを見せつけてくれました。

 所長◎のヴェントヴォーチェも同じ8歳馬で、ここを狙ってのルメール騎手起用は合っていたようですが、ママコチャをマークして自分の競馬をしての結果。次走からは厳しいレースが続きそうです。