2011年11月04日(金) 12:00 9
先週の天皇賞・秋、レコードタイムでの決着となる凄まじいレースでしたね~。
そして勝利したトーセンジョーダンを管理される池江調教師は、オルフェーヴルで3冠を達成した翌週に天皇賞勝ち。
レース後に池江師に逢うと、ちょっと呆然とした表情。本人もビックリだったようです…。
しかしながら振り返ってみると、この天皇賞というのは札幌記念組の成績がいいですね。
メンバー構成を大きく分けると、
1.4か月以上の休み明けのG1馬たちか?
2.札幌記念組か?
3.秋緒戦を戦って挑む馬か?
ということになりますが、3に関してのG1馬たちは、前哨戦で59kgを背負わなければならない形となってしまうゆえ、総合しても札幌記念で斤量を背負わずにレースができ、なおかつ2か月の間隔で臨める形が理想に近いかたちなのかもしれませんね。
まぁローテーションの分析はこのあたりとしまして、それにしても女王ブエナビスタ、やっぱり力のある馬だと感じるものでした。
ここを走っての次がさらに楽しみとなってきましたぁ。
そして楽しみと言えば、ペルーサ、エイシンフラッシュ、トゥザグローリーも変わり身がおおいに感じられる内容。魅力です。
一方のアーネストリーですが、こちらは改めて阪神や中山コース向きだと感じるもので、有馬記念に期待です。
さぁそして今週の競馬ですが、G1レースこそないものの、凄く楽しみな馬たちが出走となります。
その中でも特に注目は、みやこSに出走するエスポワールシチー。断然、前走の南部杯よりデキがアップしており、やっとこの馬らしさの気迫が戻ってきた感じ。
現に佐藤哲三騎手も、
「1番いい頃とまではいかないものの、それでもよくなってきたね」と、以前とはあきらかに違う声のトーンで話されており、これは期待できそうです。
そして私の気になる馬が、もう一頭。ダイシンオレンジ。狙うなら、ここ。
前走のレース内容が非常にいい点と、馬の体型がこれまでとは違い、いい意味でシャープ。
レース振りの上手な仔なので、展開に左右されることもないと思いますので、私はエスポワールシチーとの1点でいこうと思っています。
それでは皆さん、競馬場もしくはフジテレビ「みんなのKEIBA」でお逢いしましょう。
ホソジュンでしたぁ。
細江純子
愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。