2011年12月02日(金) 12:00 8
感動のジャパンカップでしたね~。
ブエナビスタ、凄すぎ!本当に立派な女の仔ですね~。何から書いていいのか迷ってしまうほど、様々な感情が沸き起こりましたぁ。
まずは、あの一年前の降着。1番強い競馬をしているブエナがかわいそうすぎて、私も悔しくて眠れない夜を過ごしたほどでした。
ですから何としてでもブエナビスタにJCを取ってもらいたいと思う一方で、その後、ケチがついたとささやかれるほど、勝利から遠ざかり1年。
しかも、牝馬の絶頂期間はそう長くは続かないもの…。
正直、厳しいなぁ…と思っていまいた。
でも今にしてみれば、大変ブエナビスタに失礼なことを思ってしまったなぁと反省。
彼女は自らの力でその強さを証明し、世界1の称号を手にしたのですから、本当に頭の下がる思い。素晴らしいですね~。
またゴール版を過ぎた後に、昨年のJCで騎乗をしたスミヨン騎手が、ブエナビスタの元へ行き、顔を撫でようとするシーンがありました。
その姿にまたまた感動しちゃいましたぁ。
競馬っていいなぁ~と改めて感じるものでした。
その一方で、当日良く見え大絶賛をしたペルーサがサッパリの内容…。
競馬の難しさ、馬の難しさも感じるものでした。中継中のパドック解説をする身として自分の至らなさを感じるのはもちろんですが、どうしてだろうか?と疑問ばかり。
ですからレース後、横山典弘騎手と岡部幸雄さんに話をさせてもらい、お二人が感じていることを聞かせてもらいました。
お二方の共通の認識、そしてそれぞれの立場を踏まえての意見と考え、その全てを今後の参考にしたいと思うものでしたし、この場をお借りして書かせてもらいたいことは一つ。人気をしての大敗をしてしまったわけですが、誰しもがベストを尽くした中で馬を出走させ、レースに臨んでいるという事実を忘れてはいけないということ。だから誰かが悪いとか、間違っているとか、そんな話ではないですし、そういった解釈自体が1番間違っているということを。そしてそれを踏まえたうえで、レースを終えて学ぶことが必要であるということも。
ですから今回のJC、私自身もいろいろな意味で勉強になるものでした。
さぁ今週はJCD。
やはりエスポワールシチーとトランセンドの2強が抜けた存在だと感じます。そしてそこに割って入ってくる馬がいるとするならば、ダノンカモンかなぁ…とも。
皆さんは?
それでは皆さん、週末は競馬場もしくは関西テレビ「競馬beat」でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。
細江純子
愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。