重賞回顧 ステイヤーズS

中山11RステイヤーズS(G2)
◎:3枠 3番 ホーエリート
◯:5枠 7番 クロミナンス
△:3枠 4番 マイネルカンパーナ
△:7枠 12番 ワープスピード
△:8枠 14番 チャックネイト


今年6層目になるホーエリートが牝馬ながらスタミナ比べを制して重賞を初制覇しました。スタートしても仕掛けて前に行く馬もおらず終始淡々とした展開。ホーエリートは内目の先団でジックリ待機。レースが動き出したのも2週目の3角過ぎ。ここでも仕掛けをワンテンポ遅らせて直線に向くと前にいた馬が下がってくるのを待って先頭に出る。最後は我慢した分、同じ位置から仕掛けたマイネルカンパーナをしっかり押さえて優勝。牝馬ながら長距離での安定感は特質もの。今後も楽しみな一頭です。

2着のマイネルカンパーナも勝ちに行くレースをしましたが、最後は勝ち馬と脚色が一緒になってしまいました。馬格はないものの勝負根性は一級品。あと10キロぐらい馬体が大きくなれば重賞制覇も視野に入ってくるはずです。

3着は8歳馬ながら一番強い競馬をしたクロミナンス。今回は展開も不向きでしたがインを割ってくるレースぶりはまだまだ衰え知らず。年齢で嫌われるなら大穴候補として常に注意したい馬です。