重賞回顧 チャンピオンズC

中京11Rチャンピオンズカップ(G1)
◎:4枠 8番 ウィルソンテソーロ
◯:6枠 11番 シックスペンス
△:1枠 2番 ダブルハートボンド
△:6枠 12番 ナルカミ
△:7枠 13番 サンライズジパング

断トツ人気となったナルカミですが、強いのは認めても3歳馬でここが目標ではなかったはず。勝つ自信があっての出走だとは思いましたが、経験則で腑に落ちない部分があり◎にできませんでした。それが確信に変わったのが返し馬。目を剝き明らかに精神状態がおかしい。レースまでに元に戻ればと思っていましたが、やはりスタートが決められず押していく展開。無理をしてでもハナに行けば違ったかもしれませんが、今後も見据えてか番手の競馬を選択。そこへ思い切った先行策に出たのがシックスペンス。強気に行きましたがそこまで力が抜けているわけではなく、直線に向くと失速。シックスペンスの脚がなくなるのを見ると3番手にいたダブルハートボンドが先頭に立つ。そこにインでじっと我慢していたウィルソンテソーロが前が開くのを待ってスパート。この時点で「もらった!」と思いましたが、並びかけられたダブルハートボンドがもう一伸び。それでもゴールでは交わしたように見えましたが優勝したのはダブルハートボンド。レコード勝ちの後の牡馬の一線級相手に優勝は立派の一言。来年が今から楽しみになりました。

惜しかったのはウィルソンテソーロ。完全に勝ちパターンにもっていきましたが、やはりJBCを挟んだのが裏目に出たか。結果論なので仕方はありませんが痛恨の2着。

3着は自分の競馬に徹したラムジェット。2着とは差がありましたが展開を考えれば及第点。来年はやってくれそうです。