2012年03月08日(木) 18:00
シャアの半妹セイラ、兄妹そっくり
道営では門別のスズカマンボ賞(ダート1200m)などを2勝。その後、休養放牧をはさんでの中央入りです。ゲート試験は本日、無事合格。先週はゲート入りがNGで2度試験に落ちていますが、これは「セイラ自身が(ゲート入りを)納得せず、顔を横に向けて入らなかったから」(遠藤助手)とのこと。でも、今週になると気持ちが切り替わったようで、先週までの動きが嘘のようにすんなりゲートの中へ入っていったそうです。自分の意見をしっかり持ったお嬢さんのようですね。
普段も兄と同じで「スイッチが入るといきなりキレるところがある」(遠藤助手)とのこと。「お兄さんのシャアは競馬前の装鞍所に行くと立ち上がる癖がありました。シャアはシャアの、セイラはセイラの“専用スイッチ”があるはずなんです。だから、妹のセイラは今の段階ではどのスイッチが平気でどれがダメなのか、様子を見ながら試行錯誤しています」(遠藤助手)
試験こそ苦労しましたが「ゲートの中ではひじょうに大人しく、出もいい」(遠藤助手)とのこと。
ファリダットが新境地を開く
桜を目指しタガノキャンドル出走
今週のポラリスSはファリダットがダートに初挑戦します。キングマンボ×ビリーヴという超良血馬。かつてはそこにいただけでもオーラもかんじさせたのですが、あまり目立たなくなってしまいましたね。ダート替わりで何かのきっかけをつかんでくれるといいのですが…。
アネモネSにはタガノキャンドルが抽選を突破。岩田騎手は桜花賞では違う馬に騎乗しますが、タガノキャンドルの桜花賞出走の権利は「俺が取るよ!」と意気込んでいました。小倉のネモフィラ賞の頃は競馬に対して緊張感がなかったタガノキャンドルですが、「前走のエルフィンSの頃から馬の競馬に対する意識が変わった。」(大當助手)とのこと。
「自分でカイバをセーブして体をつくるようになった」(大當助手)そうです。それは楽しみ。松田博資厩舎は今年はまだ平地0勝ですが、今週はツブも揃っており、土曜日はとくに勝てそうな馬が揃っています。ここで一気に流れが変わるといいですね!
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花岡貴子
デジタルレシピ研究家。パソコン教師→競馬評論家に転身→IT業界にも復帰。競馬予想は卒業したが、現在も栗東トレセンでニュースやコラム中心の取材を続けている。“ねぇさん”と呼ばれる世話焼きが高じ、AFPを取得しお金の相談も受ける毎日。公式ブログ「ねぇブロ」(http://ameblo.jp/takako-hanaoka/)