2012年03月16日(金) 12:00
3月12日で37歳を迎えました。
人生にはいろいろな分岐点があって、自分の通ってきた道を振りかえった時、これで良かったのかなぁ〜とか、あの時にもう1つの道を選択していたらどうなっていたのだろうか?と時折考えることがありますが、皆さんはいかがでしょうか…?
しかしながら、そうこう考えているうちに私も人生の折り返し地点にきているのでしょうね…。
寺山修司さんの「さらばハイセイコー」の中でうたわれた、「ふりむくな、ふりむくな、後ろには夢がない」という言葉が頭の中に流れ、その詩の通り、振りかえってばかりでなく、これからの未来を見、考え、進まないといけないと思う今日この頃です。
さていよいよ今週は、オルフェーヴル始動ということになります。
池江師も「少し急ピッチでしたから」と話されていましたが、確かに帰厩が約3週間前と、G1馬の帰厩としては短め。
しかしながらそのあたりを考えか、池江調教師は、これまでとは違う調教内容をいくつか取られていました。
その点も池江調教師の凄いところだなぁ〜と、心底感じるものでしたし、最終追いきりでは、これまでのように右にいくところはあったものの、迫力溢れる追いきりで、池添騎手も納得のいく動きのようでした。
「とにかく今回も折り合いだけです」と、話していましたが、オルフェの普段の様子や顔つきが、いい意味でオッサン的な感じになっているだけに、人間が心配する以上に全ての状況を把握しているようにも感じるものでしたぁ。
久々の3000mゆえ、折り合いの課題がないとは言えませんし、戦う相手としては叩かれている強みを活かしたいというところでしょうが、今のオルフェの様子に加え、もともと気性のかっているタイプだけに久々は苦にしないようにも感じます。王者の走りに期待をしたいと思います。
相手には、ヒルノダムールとギュスターヴクライ、ナムラクレセントの3頭で。
一方、同じ厩舎そして同じ担当者でもあるワールドエース。
昨年に引き続き、またまた今年のクラッシク戦線での中心的存在となりつつある馬ですが、コンビを組む福永騎手は、「もう少し状態をおこした形でのフォームになってほしい」と話し、今回の4つのコーナーで器用さを求めながらの騎乗を心がける様子。
ですから道中のフォーム、そして追い出す時の反応、体の使い方、そのあたりに注目してみると、よりいっそうレースが楽しめそうですし、皐月賞・ダービーへの可能性がより理解できるのではないでしょうか?楽しみですね。
それでは皆さん、週末は競馬場もしくはフジテレビ「みんなのKEIBA」でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。
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細江純子
愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。