明日5月20日のWIN5は総出走頭数が82頭、総組み合わせ数が117万5040通り(前日17時時点)で、いずれも史上3番目の多さ。総組み合わせ数が100万通りを超えた日はこれまでのところすべて100万円以上の配当になっていますから、明日もそれなりの配当が期待できるのではないかと思います。

　また、明日はオークス以外のレースがすべて1600m未満の短距離戦。対象5レース中4レースが1600m未満というケースはこれまでに例がありません。中長距離よりも短距離の方が得意という方にとっては千載一遇のチャンスかもしれませんね。かくいう私も、通常の式別で高額配当を的中させたレースはほとんどが短距離戦。取り組み方を変えるわけではありませんが、ちょっと楽しみです。ちなみに、先週までのWIN5対象レースにおける単勝1番人気馬の成績を見ると、1600m未満は勝率35.2%、1600m以上は勝率29.9%。わずかな差ではありますが、どちらかと言うと中長距離よりも短距離の方が堅実でした。(伊吹雅也)

【井内利彰のWIN5見解】
●今週の1点勝負レース
→東京10R　フリーウェイS
　17頭立てのハンデ戦。1点に絞るのは至難のメンバーですが、ここは思い切ってトーホウカイザーだけにしたいと思います。6走前のこの開催で東京芝1400mを制した時の調教タイプが標準多め坂路。そして今回も標準多め坂路ですし、当時と同じ終い最速ラップの追い切りができたので、勝って不思議ない調教状態だと思います。

推奨馬：8.トーホウカイザー

●今週の多点買いレース
→新潟11R　駿風S
　夏開催ほどではないにせよ、新潟直線競馬に適性があるのは坂路調教馬。特に勝ち馬ということになれば、その点にこだわっていいと思います。スピード自慢が揃ったレースですが、坂路単一調教馬は意外に少なく、ラルティスタ、レイクエルフ、ナスザン、アフォード、カフェレジェンドの5頭のみ。これに普段は坂路で調教している連闘ハノハノを入れて、6頭押さえれば、なんとかなるでしょう。

推奨馬：3.カフェレジェンド、7.ハノハノ、8.レイクエルフ、10.アフォード、12.ラルティスタ、13.ナスザン

【奥田隆一郎のWIN5見解】
●今週の1点勝負レース
→京都10R　昇竜S
　キズマは、4走前に直結コースの阪神ダ1400mを圧勝している。近2走は芝コースを惨敗したが、ダートに戻って実績ある距離を走ることから、勝ち負けになる。

推奨馬：6.キズマ

●今週の多点買いレース
→東京10R　フリーウェイS
　メイショウドナリオは、直結コースの阪神マイルで未勝利と1000万クラス、同コース(東京芝1400m)で500万クラスを勝ち上がった。直結＋同コースの勝ち馬で、コース適性は高い。ドリームピーチは、ずっと1200mの距離を使われてきたが、距離を伸ばした近2走で現級を好走した。同コースの前々走は出遅れながらも4着、今回はハンデ戦で斤量に恵まれ、スタートを決めれば好勝負になる。シルクウェッジは、近2走で同コースを連続・連対しており、人気でも押さえる。

推奨馬：3.ドリームピーチ、13.メイショウドナリオ、15.シルクウェッジ

【古澤秀和のWIN5見解】
●今週の1点勝負レース
→新潟11R　駿風S
　ここはハノハノ1頭で攻めたい。前走時はやや余裕残しの体付き。それでも外を回りながら4着と健闘した。前回よりは確実にメンバーが落ちるし、スピードがあるタイプなので直線1000mという条件も合っているはず。一絞りあればキッチリと勝ち切れるはずだ。

推奨馬：7.ハノハノ

●今週の多点買いレース
→東京11R　オークス
　ここは頭要素のある3頭を買っておきたい。
まずはヴィルシーナ。スラリとした体型で距離延長はプラスだし、あまり速い脚がない点からもこの距離に変わるのは良い。流れが遅くなりそうで、好位に付けられるのは大きなアドバンテージだし、ここは勝ちきる条件が揃った。3頭買いを推奨するが、ヴィルシーナ1頭を厚く買っておくのはアリだと思う。
ミッドサマーフェアは前走の勝ちっぷりが強かった。相手が弱かったとは言え、なかなかあれだけのパフォーマンスは見せられない。中距離適性もあるし、デキも良さそうな今回は勝ち負け可能。
ハナズゴールは一頓挫明けの前走では伸びそうで伸び切れなかったが、能力の高さは改めて感じさせた。パドックで見た印象では結構ギリギリの体付きだったので、次は厳しいかと思っていたが、コメントなどを見ると意外と上積みを強調されている。能力をフルに発揮できればまとめて差し切る場面もある。

推奨馬：8.ミッドサマーフェア、9.ヴィルシーナ、10.ハナズゴール

【伊吹雅也のWIN5見解】
●今週の1点勝負レース
→東京10R　フリーウェイS
　今年の2回東京芝1400m(5月19日終了時点)は、4歳以上のレースに限ると、4コーナーを2番手以内で通過した馬が[0-1-1-10]、4コーナーを4番手以内で通過した馬が[1-1-1-19]。差し馬がたまたま好位につけて勝ち切ったレースはあるものの、先行力の高さを活かしたいタイプは軒並み苦戦しています。これなら内田博幸騎手とカグニザントのコンビが信頼できそう。過去のレースぶりを見る限り、東京替わりや距離短縮もプラスに働きそうです。

推奨馬:9.カグニザント

●今週の多点買いレース
→京都11R　深草S
　今年の3回京都ダート1200m(5月19日終了時点)は、4歳以上のレースに限ると前走で1200m超のレースに出走していた馬が[0-0-1-11]。スプリント色の強い馬を重視すべきでしょう。人気サイドから選ぶならメイショウツチヤマですが、どちらかと言うとダート1400mの方がスムーズにレースを進められるタイプ。よりスプリント色の強い馬に足元をsすくわれる可能性は低くないと思います。ダート1200mを中心に使われてきたダンジブルアセット、ハッピーカオル、ダート1200mなら見限れないヤマノサファイアが逆転候補です。

推奨馬:5.メイショウツチヤマ、12.ダンジブルアセット、13.ハッピーカオル、14.ヤマノサファイア