馬上結婚式カップル&ふるさと農業体験ツアー参加者募集

2012年06月13日(水) 18:00

 そろそろ夏の観光シーズンが近づいてきた。このところ競馬人気がやや低迷気味になってきており、それに伴って観光で日高を訪れる人々もやや減少しているらしい。

 とはいえ、日高はやはり馬が主役の土地であり、馬が日常的に見られる風景は、日本広しといえどもここだけである。

サラブレッド馬上結婚式

サラブレッド馬上結婚式

一生の思い出に浦河で結婚式を

一生の思い出に浦河で結婚式を

 そんな馬産地で昭和61年から続けられているのが「シンザンフェスティバル」だ。

 5冠馬シンザンの功績を称え、馬にこだわったお祭りをやろうというコンセプトで始められたこのイベントの、大きな目玉として当初より行われているのが「サラブレッド馬上結婚式」である。

 今年のフェスティバルは7月28日(土)、29日(日)の2日間の日程で行われ、2日目の29日は「浦河競馬祭」との共催となる。(この2つのイベントを『うらかわ馬フェスタ』と称している)

 そこで、全国から馬好きの新婚カップルを募集し、浦河の地で結婚式を挙げていただこうというのがこの馬上結婚式の趣旨である。

 募集は2組。これから結婚式を挙げる予定の方ならばどなたでもOK。ただし安全、健康面を考慮して、新婦は妊娠していない方に限定させていただく。

 お申込みは郵送にて。住所、氏名、年齢、職業、電話番号、プロフィールを明記の上、お二人の写真を添えてご応募いただければ結構である。

 必要事項の書式は自由で、できれば浦河や馬、競馬などへの想いを切々と綴っていただけるとポイントが高くなる。

応募先は057-0036 北海道浦河郡浦河町築地1-3-1
浦河町役場水産商工観光課内
「シンザンフェスティバル実行委員会・馬上結婚式」係まで
なお、電話による問い合わせは、0146-26-9014(小林・大宮)へ。

 特典は、交通費として道外在住者に10万円(お2人で)、道内在住者には実費分。浦河での宿泊費(優駿ビレッジ・アエル2泊分)、結婚式の衣装代を実行委員会が負担する。

 昨今、晩婚化、少子化が進んでいるせいか、応募数もやや右肩下がりの傾向となっており、ぜひ一生の思い出にここ浦河で結婚式を挙げられてはいかがだろうか。

 なお、シンザンフェスティバル実行委員会には私も名を連ねており、馬上結婚式カップルの選考には深く関わる立場でもある。拙コラムをお読みいただいた方の中から応募される方が出てくることを願っている。

 それともうひとつ。

浦河ふるさと農業体験ツアー

浦河ふるさと農業体験ツアー

 今度は来る9月15日(土)〜17日(月)の2泊3日の日程で実施予定の「浦河ふるさと農業体験ツアー」参加者募集のお知らせである。

 これは将来農業に携わってみたい方や農業経営者との結婚を考えている方など、農業に興味のある20歳〜40歳の独身女性が対象で、募集人員は20名程度。

 ツアー料金は原則として無料で、札幌駅もしくは千歳空港での集合、解散となる。

 集合場所から浦河まではバスで移動し、2泊とも優駿ビレッジ・アエルでの宿泊。3日目にまたバスで札幌駅・千歳空港まで送り届けるという日程である。

 この間、地元浦河の独身農業経営者との交流会や、じゃがいも収穫体験、搾乳体験、乗馬体験、トラクター試乗体験、装蹄作業見学、サラブレッド(牧場)見学、JRAやBTCの施設見学等が予定されている。

 独身の農業経営者の多くはサラブレッド生産牧場の後継者たちで、競馬ファンの女性ならばより充実したツアーになること間違いなしだ。

 浦河に限らず、日高各町には独身の農業(牧場)後継者が相当数おり、仕事柄異性と出会う機会も決して多くはないために、概して「嫁不足」の状態が慢性的になりつつある。

 ここ浦河町内に限定しても、50人近くの独身後継者がいるとされており、こうしたツアーが企画されてわけだ。昨年に続いて2回目の実施となる。

 主催は浦河町に泣いて育成総合支援協議会内「グリーンパートナー支援事業実行委員会」。

 申込書の請求、問い合わせは、057-0036 浦河郡浦河町築地1-3-1 浦河町役場 農林課内「グリーンパートナー支援事業実行委員会」事務局 担当・須甲(すこう)
TEL 0146-26-9016
FAX 0146-22-2614

 このツアーで独身農業後継者と知り合い、交際を経てゴールインした暁には、シンザンフェスティバルの馬上結婚式に応募していただくのが究極の理想である。

 ぜひ奮ってこ参加いただきたいと思う。

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田中哲実

岩手の怪物トウケイニセイの生産者。 「週刊Gallop」「日経新聞」などで 連載コラムを執筆中。1955年生まれ。

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