2012年08月06日(月) 18:00
まだ今年で4回目。ごく歴史の浅いダート重賞とあって、どうしても第1回の勝ち馬トランセンド(GI格4勝、ドバイWC2着)をイメージし、勝ち馬の尺度にしてしまいがちだが、それは後続のこのレースの勝ち馬にとってハードルが高すぎる。かわいそうな観点になりかねない。
ダートの分野では、キャリアの浅い3歳馬限定の夏のGIIIなど、駆け出しの重賞にすぎない位置にある。あくまで出発点の1つにすぎないから、広がる可能性、やがては…を思わせてくれれば十分だろう。
ホッコータルマエ(父キングカメハメハ)は、これでダート1600〜1800mで4勝目。前回のジャパンダートダービー(大井)では、初コースのナイター2000mとあって、好位のインにおさまったものの、もまれた経験が浅かった。ハタノヴァンクール(父キングカメハメハ)から差のある5着にとどまったが、ここは前回の敗戦を糧にできた。
コンビの幸英明騎手は・・・
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柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。