アドマイヤムーン産駒、体力と精神コントロールに難あり

2012年08月08日(水) 18:00

 先週、解説していたアットウィルが単勝1.6倍の断然人気で出てきたので、少し復習がてら、見てみよう。

 結論から先に言えば、このアットウィルは切れない。

 前走は新馬勝ちの硬さ、反動が出たのと、内枠でタフなレースを強いられたのが敗因だった。

 前が塞がる不利があったという人もいるだろうが、それは予めかなりの確率で起こることだった。多頭数の内枠で、しかも前述したように姉よりパワーはあっても柔らかさは無いアットウィルが、その馬群をストレス時に捌ききれる可能性はほぼイーブンだろう。それで1番人気では、仮に捌き切れたとしても、勝てるかどうかは分からないのだから、明らかに単勝期待値は低い。

 しかし・・・

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今井雅宏

ストレス、ショック療法など、競走馬の心身構造を馬券にする「Mの法則」を発見し、従来の競馬常識を完全に覆した。現在は、競馬雑誌等で活躍中のほか、馬券研究会「Mの会」を主催し、毎週予想情報の提供を行なっている。主な著書に「短縮ショッカー」、「ウマゲノム版種牡馬辞典」、「ポケット版 大穴血統辞典」などがある。

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