北九州記念

2012年08月20日(月) 18:00

 レースレコードの1分06秒9で鮮やかな差し切り勝ちをきめたスギノエンデバー(父サクラバクシンオー)以下、11着のリュンヌまでが0秒5差の1分07秒4以内という大接戦。メンバーがそろえば決まって接戦にもつれこむ高速の小倉コースらしいスピードレースが展開された。

 記録された時計が速ければいいというものではないが、サマースプリントシリーズのポイント争いで重要な位置を占めると同時に、このレースはGIスプリンターズSを展望する一戦でもある。また、ハンデ戦とあって新星を含むさまざまなタイプが出走していた。

 ちょうど、香港馬などのスプリンターズSへの予備登録も完了しているこのスプリンター路線。しばらく日本馬の低迷が続いているだけに、少しでもレベルの高いレースが展開されることが期待されている。短距離戦では能力の大きな目安となる速い時計が飛び出したのは歓迎していいだろう。

 日本レコードの1分06秒5(アグネスワールド)が記録された小倉コースは・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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