ダービー馬の近親、エーシン軍団の大物がデビュー

2012年09月03日(月) 18:00

【栗東】

◆メイケイペガスター(牡、父フジキセキ、母ストームホイッスル、栗東・木原一良厩舎)

メイケイペガスター

動き抜群のメイケイペガスター

 伯母にアネモネSを勝って桜花賞に出走したペニーホイッスルがいる血統で、2011年セレクトセール1歳では3000万円で落札されている。

 本馬は7月25日に信楽牧場から栗東へ入厩。その後、順調に調教を消化しているが、特筆すべき動きを見せたのは8月25日。CWで新馬タイムアラウドとの併せ馬だったが、道中のペースが新馬らしからぬハイペース。このままだと直線はバタバタになるだろうと思っていると、ラスト1F標識手前で止まったタイムアラウドを抜き去って、最後まで豪快な伸びでフィニッシュした時計6F79.1〜1F12.9秒は攻め駆けする古馬でもなかなか出せない数字だが、追い切り後、騎乗していた川須栄彦騎手(レースでも騎乗予定)からは「ケロッとしていましたよ」と、これまた新馬らしからぬコメント。

 木原一良調教師からは「育成の段階から目立っていたので、動けるとは思っていましたが、柔らかいフットワークでバネがすごい」と笑みがこぼれる。デビュー予定は好素材揃う、9月9日(日)阪神芝1600mだが、その中でも中心的存在であることは間違いない。

◆エーシンマックス(牡、父Dalakhani、母Midnight Angel、栗東・西園正都厩舎)・・・

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東西トラックマン

栗東担当:井内利彰 「競馬予想TV!」に出演中の調教捜査官。調教主体や厩舎取材の予想を提供中。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」など。

美浦担当:竹之内元 大学に通うため、東京競馬場から徒歩3分のアパートに住んだことで転落人生を歩み出した38歳ライター。POGでは中山大障害勝ちのメルシータカオー指名が自慢。

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