2012年09月19日(水) 18:00
今年度版の『血統辞典』の完成が、いよいよ近づいてきた。今回はオプションとして「ダートから芝」「芝からダート」という、馬場替わりショックを2つ入れている。今までは馬場替わりショックを1つに括っていたのだが、どちらかが得意で、どちらかが苦手な種牡馬もいるので、しっかり分けようという作戦だ。
前走芝から今回ダートという、「芝からダート」ショックでA評価を受けた主要種牡馬は、アグネスデジタル、オペラハウス、キングカメハメハ、ゴールドアリュール、ゼンノロブロイ、ネオユニヴァース、フレンチデピュティ、ウォーエンブレム、オンファイア、サウスヴィグラス、Giant's Causeway、スウェプトオーヴァーボード、トワイニング、プリサイスエンド、ボストンハーバーとかなりの数に上る。
それっぽいダート血統も多いが、キングカメハメハやネオユニヴァースなど、芝で強い馬もA評価を貰っているのが、なかなか興味深い。データだけでは仕方ないのでアグネスデジタル産駒で実際のレースを調べてみると、なんとも衝撃的な内容に出会った。
アグネスデジタル産駒を本賞金順に並べると、ヤマニンキングリー、グランプリエンゼル、ダイシンオレンジとなる。
ヤマニンキングリーは芝とダート両方の重賞を勝ち、・・・
続きはプレミアムサービス登録でご覧になれます。
登録済みの方はこちらからログイン
バックナンバーを見る
このコラムをお気に入り登録する
お気に入り登録済み
お気に入りコラム登録完了
今井雅宏「大穴を獲る精神分析術」をお気に入り登録しました。
戻る
※コラム公開をいち早くお知らせします。※マイページ、メール、プッシュに対応。
今井雅宏
ストレス、ショック療法など、競走馬の心身構造を馬券にする「Mの法則」を発見し、従来の競馬常識を完全に覆した。現在は、競馬雑誌等で活躍中のほか、馬券研究会「Mの会」を主催し、毎週予想情報の提供を行なっている。主な著書に「短縮ショッカー」、「ウマゲノム版種牡馬辞典」、「ポケット版 大穴血統辞典」などがある。