2012年09月26日(水) 18:00
今週はオールカマーが重馬場で行われた。重のレースは着地点を探る段階で、いくつか馬券的に難しい判断を迫られる。
今回、雨が降ったことで、俄然難しくなったのが、ゼンノロブロイ産駒である1番人気ルルーシュの判断だ。ゼンノロブロイ産駒は、以前書いたように、L系だ。つまり、体力や量は豊富で気分良く走ると強いが、厳しい状況になって踏ん張ろうとはしないので揉まれることを嫌がる。
前走は11頭立ての札幌日経賞(OP特別)で、800m距離延長のレースだった。体力が豊富な量系にとって、大幅延長は大きなマイナスにはならない。むしろ、揉まれず、スムーズに走れる可能性が高まるので、プラス要素の方が強い。ゼンノロブロイ産駒の中にはSの強いタイプとLの強いタイプがいるのだが、牡馬は単調なL系が多い。
さらにルルーシュは・・・
続きはプレミアムサービス登録でご覧になれます。
登録済みの方はこちらからログイン
バックナンバーを見る
このコラムをお気に入り登録する
お気に入り登録済み
お気に入りコラム登録完了
今井雅宏「大穴を獲る精神分析術」をお気に入り登録しました。
戻る
※コラム公開をいち早くお知らせします。※マイページ、メール、プッシュに対応。
今井雅宏
ストレス、ショック療法など、競走馬の心身構造を馬券にする「Mの法則」を発見し、従来の競馬常識を完全に覆した。現在は、競馬雑誌等で活躍中のほか、馬券研究会「Mの会」を主催し、毎週予想情報の提供を行なっている。主な著書に「短縮ショッカー」、「ウマゲノム版種牡馬辞典」、「ポケット版 大穴血統辞典」などがある。