2012年09月27日(木) 18:00
今週はスプリンターズS。カレンチャンにとっては、短距離GI3連覇がかかった一戦になります。
歴史に名を刻むか、カレンチャン
陣営からはかなり強く勝利を意識している様子がうかがえます。
休み明けの前走はプラス22キロという馬体重でしたが、これを意識してか、この中間は日のあたる暖かい時間に運動している様子をよく見かけました。暖かい時間のほうが体を絞りやすいので、そうしていたのでしょう。
ただし、正直見た目には“絞れた”という印象は受けません。安田師は「体つきは太くない。成長分。去年とは甲乙つけがたい、いい状態。昨年同様、ワクワクした気持ちでレースに臨める」と決して太くないことを強調していました。このあたりは、陣営の言葉と当日のパドックをどう受け止めるかにかかっています。
カレンチャンは旧齢で6歳牝馬。調教もよく動いていますし、動きも軽快でした。表情も実に凛としており、女王の貫禄は抜群。これは迷いますね…。
シゲルスダチはオパールSに出走予定
「そうなんです。特にここ最近、体調がいいようでさらに元気いっぱいですよ!」と鈴木さん。
一般的に体調のいい馬には馬体全体に銭型模様が浮き出るものですが、スダチの場合は地毛の芦毛が真っ白になり銭型が黒々としているので模様がすごく強調されています。先週はお腹から背にかけての銭型が目立っていましたが、今週は胸前あたりにもさらに模様が浮いていました。すごい!
「オパールSのジョッキーは北九州記念でコンビを組んだ高倉騎手です。GIには出走できませんでしたが、オープン特別で結果を出したいね」(西園師)
オパールSのパドックでスダチのクッキリハッキリな銭型、ぜひ確認してみてくださいね!
ラカ、母はダンスパートナー
父はキングカメハメハ。9月15日に栗東トレセンへやってきました。お母さんのダンスパートナーと同じく、さほど派手な顔つきではありませんが、なんとなく雰囲気が似てますね。管理する松田博師は「大人しくて賢い」と評価。
近日中にゲート試験を受ける予定ですが、まったく嫌がるところなくスムーズに出入りしていましたよ。ゲート練習前は坂路でひじょうにリズムのいい走りを見せています。
「ゲート試験に合格したら、それほど日を空けずにレースを走らせたい」と松田博師。ここまですこぶる順調ですし、彼女の姿をターフで見れる日はそんなに遠くないと思います!
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花岡貴子
デジタルレシピ研究家。パソコン教師→競馬評論家に転身→IT業界にも復帰。競馬予想は卒業したが、現在も栗東トレセンでニュースやコラム中心の取材を続けている。“ねぇさん”と呼ばれる世話焼きが高じ、AFPを取得しお金の相談も受ける毎日。公式ブログ「ねぇブロ」(http://ameblo.jp/takako-hanaoka/)