2012年09月29日(土) 18:00 52
連覇を狙う5歳カレンチャン(父クロフネ)にとっての強みは、まだ完成途上でGI級の評価は受けていなかった昨年(だから3番人気で単勝11倍)、約2馬身近い差をつけて2着に下したパドトロワを筆頭に、すでに下したライバルが7頭もいる組み合わせであること。香港のラッキーナインも含めて。
1分07秒4で完勝した昨年のこのGIのあと、多くの日本馬が遠征してまともなレースにならなかった香港スプリントで、体調を崩しながら小差5着。少しぐらい条件が変わって苦しい立場に置かれても能力発揮が可能なタフな面を持ち合わせていることを示している。
そのあと高松宮記念を制しているから、昨年より・・・
柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。