2012年10月01日(月) 18:00
2連覇のかかったチャンピオン牝馬カレンチャン(父クロフネ)と、同じ安田隆行厩舎のライバル=ロードカナロア(父キングカメハメハ)の攻防は見ごたえがあった。
6着サンカルロまでが後半3ハロンを「33秒台」でまとめ、その6頭すべてが1分07秒0以内でゴールに飛び込む高速の大激戦だった。しかし、着差は別に、その中身は2頭のマッチレースに近かったろう。
「1分06秒7」のコースレコードが記録されたレースの中身は、「前半32秒7−後半34秒0(最後11秒5)」。前半が下り坂に近い中山の1200mのコース形態から、前半の方が1秒5くらい速い前傾バランスになるのはごく自然の流れである。
レース前から、有力馬の陣営はこの馬場コンディションなら1分07秒0のレースレコード前後(コースレコードは1分06秒9)は必至。ひょっとすると更新されるかもしれない予感があった。みんなが時計を短縮できるコンディションだった・・・
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柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。