オルフェの不安はひとつだけ/トレセン発秘話

2012年10月03日(水) 18:00

 これがホームとアウェーの違いなのだろう。先週のスプリンターズSで10着に敗れたリトルブリッジのパートン騎手が「香港のレースと比べてあまりにペースが速過ぎた」と敗因を語っていたことだ。

 これまで日本馬は何度も香港国際競走に挑戦しているが、その中で唯一勝ったことがないカテゴリーが香港スプリント。掲示板に載ったのも昨年のカレンチャン(5着)が初めてというのだからレベルが違う感じ。

 そんなワンランク上の香港短距離界で、2011/12年シーズンの最優秀短距離ホースに選ばれたリトルブリッジが、日本で走ったら「ついていけなかった――」。異質な環境、舞台で走ることがいかに競走馬のパフォーマンスに影響を与えるかという実例だろう。

 アウェーといえば、オルフェーヴルが挑戦する凱旋門賞(7日)もそう。天皇賞・春で11着に惨敗した直後、池江調教師がこんな不安を漏らしていたと記憶している。

「もし・・・

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