2012年10月05日(金) 21:00 4
さてこの日の午前。パリ市内凱旋門の目と鼻の先にある高級レストラン「L’Arc Paris」で、凱旋門賞(とアラブワールドカップ)の枠順抽選会が行われた。
海外のビッグレースの枠順抽選会というと、ドバイや香港、メルボルンカップなどのように、スポンサー色の強い趣向のもと、オーナーや調教師、騎乗する騎手などの関係者が一同に介し、その関係者が壇上に上がって自ら愛馬の枠順を引く、というのがすっかり一般的。しかし、凱旋門賞は、出走馬の関係者は特に招かれず、もちろん登壇もしない。一見すると、事務的で淡々したものの印象だが、今年はスペシャルゲスト、ロンドンオリンピックの女子70kg級金メダリストのリュシ・ドコス選手が抽選を行うこととなった。北京オリンピックでは谷本歩実選手に決勝戦で破れたという因縁を持つドコス選手。その手が引き当てる馬名と枠番号に視線が集まった。
運命の枠順抽選会
その後もヴェルメイユ賞を勝ったシャレータが11番枠、追加登録で出走となった今年の仏ダービー馬でニエユ賞も勝ったサオノワが2番枠と有力馬が次々と好枠に収まって行く中、5番目にアヴェンティーノが名前を呼ばれた・・・
netkeiba特派員
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