2012年10月06日(土) 18:00 51
2010年の日本ダービー馬エイシンフラッシュを筆頭に、GIホースが計6頭も揃った好カード。秋の天皇賞(10月28日)、あるいは11月18日のマイルチャンピオンシップに向けてほとんどの馬が今秋の始動の一戦になる。
毎日王冠1800mに駒を進めてくるほどのグループだから、休み明けはそう大きな死角ではない。完調というにはあと一歩でも、トップホースらしい仕上げで出走してくる。
ただし、短距離路線の中に「1400m」のGIがないのと同様、マイル~中距離路線の中には「1800m」のGI(だけ)がない。GI勝ち馬としての格は誇れても、この1800mこそベストという馬は少ない危険はある。例えば、エイシンフラッシュは久しぶりの1800mやや短いのではないか?あるいはマイルのGI勝ち馬が5頭いるが、他のコースより底力が求められる東京の1800mは心持ち距離が長いのではないか?など。
距離に対する考え方は・・・
柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。