2012年10月11日(木) 18:00 10
◆本質は内回り向き、死角なし
ジェンティルドンナの母は英短距離G1勝ち馬でパワーの血が豊富。「父中距離×母短距離」の配合は先行捲りの機動力ある脚質になりやすいし、掻き込みが強いピッチ走法で、桜もオークスも爆発力の違いで勝ってしまったが、本質は内回り向きで距離も1800mぐらいがベストだから、牝馬三冠では秋華賞が最適条件といえる。前走で前受けの競馬もリハーサル済みとなると、死角らしい死角が見当たらない。
◆底力と成長力に富むステゴ産駒
アイスフォーリスは前走はイン伸び馬場で大外を回らされた。“キングジョージ”連覇の名牝Dahliaにさかのぼる牝系は底力と成長力に富み、・・・
望田潤
育成牧場従業員を経て、92年~02年まで競馬通信社編集部に在籍し、現在はフリー。「馬券総合倶楽部」で、2008年に年間回収率136%を記録した実績を持つ血統予想の第一人者。