今週は久しぶりにGIがない週となりました。重賞は東西で3つ行われますが…心のメーンはやっぱりスダチくん(笑)。土曜のメイン・京洛Sに出走します。

　ハンデ戦で55キロを背負いますが、世間的にも評価の高い同厩舎のハクサンムーンが54キロ。1キロ重いんですよね(怒)。確かに、スダチは重賞2着ですが、ラップとかみるとハクサンムーンと同じ、いやスダチのほうが軽くてもよさそうなものですが。困ったことに、ずいぶんと見込まれたものです。

　さて、そんな世の中の状況はいざ知らず、スダチくんは相変わらず元気一杯。栗東は一気に寒くなって秋を通り越し冬の気候ですが、スダチくんは今まさに“食欲の秋”。ブヒブヒ鳴いて前ガキして“お腹すいたよアピール”をしまくっています。

「最近、毎日カイバほしさにやってますよ」と鈴木さん。顔はだいぶ大人っぽくなってきたんですが、やることは相変わらずヤンチャです。そのくせ、なんでも平らげるわけではないところがスダチらしい。

「にんにく味噌が大好きで、ハナに味噌をつけながらぺろぺろ舐めてます(笑)。投げ草も与えるんですが、こちらはたとえお腹が空いていても興味がないようで踏みながら遊んでいます(苦笑)」

　食べもので遊んじゃいけませんよー、スダチくん(苦笑)。

　そうそう、最近またさらにスダチファンがかなり増えたようで一般の主婦の方まで「スダチ可愛い」と応援してくださるそうですよ。

「具合はいいし、これまでも大きな着差では負けていませんよね」と鈴木さん。自在性があるので、今回も面白いのでは？　と期待しています。

　シゲルスダチの隣の馬房にいるのは、先週新馬勝ちしたフィールドメジャーです。テンよし、中よし、終いよし、というひじょうに強い内容でしたね。

「はい、これは今後が楽しみですね。競馬のあとのダメージもないですね」と担当の中西調教厩務員。雨の中でもしっかりした内容で走れるというメンタルの強さも今度の武器になるはずです。

　その隣にいるのは東京で新馬勝ちしたグレイスフルデイズ。ひじょうに落ち着きがあって、いい雰囲気です。

「これまでの長い厩務員生活の中でも“これは走る”という実感があるよ」という言葉まで出ています。これは楽しみ！　また取材にきます。