エリザベス女王杯

2012年11月12日(月) 18:00

 降りつづく雨が一段と激しくなった中でスタートした秋の牝馬チャンピオン決定戦は、レース史上もっとも時計を要し、2分16秒3の決着。レースレコードは2分11秒2。スタミナと勝負強さを求められる激しいレースとなった。

 レース全体の流れは「62秒4−(12秒9)−61秒0」。上がり36秒4−12秒4。残る数字は穏やかな平均ペースのようにも映るが、どのハロンも良馬場で計測される時計より「0秒5」程度かかっている。そこで、全体タイムは良馬場の予測勝ちタイム2分11秒台前半より、11ハロンで「5秒」要することになった。厳しいレースである。

 断然人気の3歳馬ヴィルシーナを競り落として勝ったのは、ベテラン5歳のレインボーダリアだった。レインボー…という名前からして・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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