ミルコクエスト、横典アドベンチャー

2012年11月15日(木) 12:00

マイルチャンピオンシップはタスキリレーだ。と去年のここで書いた。

よく使われる表現に「このレースはリピーターが多い」というのがある。
同じ馬が何度か同じレースで来るときに使われる表現だけど、マイルチャンピオンの場合はリピートだけでは言い足りない側面がある。

リピート&スイッチ。リピート&チェンジ。

リレー。

駅伝。

前年3着以内に走った馬が前年渡されたバトンを他の馬に渡すために翌年も走る。
そして3着以内に入って、新しく3着以内に入った馬にバトンを渡す。
基本的にはこの繰り返し。

たとえば、
03年に1着したデュランダルはバトンを渡すために04年にも走り1着し、2着のダンスインザムードにバトンを渡した。

バトンを受け取ったダンスインザムードはそのバトンを渡すために05年も走り4着し(4着に取りこぼすことあり。けれど基本は馬券圏内)、2着のダイワメジャーにバトンを渡した。

バトンを受け取ったダイワメジャーはバトンを渡すために06年も走り1着し、9着の3歳スーパーホーネットにバトンを渡した(バトン渡し相手は5着以内の馬が基本だけど、3歳は5着以下でもかまわない)。

スーパーホーネットは07年に2着し、4着のカンパニーにバトンを渡し、カンパニーは08年に1着し、3着のサプレザにバトンを渡し……。
(詳しくは去年の当コラムで書いたので、今年は割愛。ちなみに去年はバトンホースとして、サプレザとフィフスペトルを指名し、3着、2着した。3歳のリアルインパクトとグランプリボスをもしかしたら…と記したがこちらはダメだった。)

つまり馬券的には去年のマイルチャンピオンに出走し、今年バトンを渡すために出走する馬を狙えばいいわけだ。

では、去年バトンを受け取って、もしくは隠し持って、今年バトンを渡しにくる馬はなにか?・・・

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かしわでちょうほう

競馬専門誌・競馬王の元本紙予想担当。今は競馬王その他にて、変な立ち位置や変な隙間を見つけて、競馬の予想のようなものを展開中のニギニギ系。 著書はなし。最新刊「グラサン師匠の鉄板競馬 最前線で異彩を放つ看板予想家の鉄板録」に再び間借りして、4年ぶりに全重賞・根多の大百科的なものを執筆。

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