2012年11月24日(土) 20:00
今週は東京と京都の2場開催なので、明日11月25日のWIN5は14:25発走予定のキャピタルS(東京9R)からスタートします。発売締切時刻も14:15(JRAダイレクトは14:15)に繰り上がりますので、まずはお買い逃しのないようご注意ください。
2歳500万下の白菊賞(京都10R)、ワールドスーパージョッキーズシリーズ(WSJS)のプロミネントジョッキーズトロフィー(東京10R)と、明日11月25日はWIN5対象レースになる機会の少ない特殊な条件の競走が組み込まれている点も大きな特徴。超のつく豪華メンバーが揃ったジャパンC(東京11R)を含め、予想に頭を悩ませている方は多いでしょう。また、白菊賞(京都10R)こそ8頭立てですが、他の4レースが充実したメンバー構成になったこともあって総出走頭数は72頭、総組み合わせ数は51万4080通り(前日14時現在)。まずまずの頭数になったので、波乱が起きる可能性もそれなりに高いと思います。
ちなみに、昨年のWSJSは最終戦のゴールデンホイップトロフィーを制したJ.ムルタ騎手が逆転優勝を飾りました。今年はプロミネントジョッキーズトロフィーが最終戦なので、マーヴェラスジョッキーズトロフィー(東京8R)終了時点でのポイントランキングが結果や人気に影響する可能性もありそう。有力馬に騎乗するジョッキーの得点状況を把握しておくといいヒントになるかもしれません。(伊吹雅也)
【井内利彰のWIN5見解】 ■今週の1点勝負レース →京都10R 白菊賞 2歳戦、牝馬限定でも、出走頭数を考えれば、ここは絞るべきレース。内回りで立ち回りの上手さが要求されるコースですから、トラック調教は必須。そうなるとディアマイベイビーのCWでの軽い追い切りで十分。素質から考えても、ここはアッサリと決めてくれるはず。
推奨馬:5.ディアマイベイビー
■今週の多点買いレース →東京11R ジャパンC 通常ならオルフェーヴル1頭で十分なレースかも知れませんが、調教適性や中間の印象からそれ以外にも十分勝つチャンスがあるレースだと認識しています。その筆頭がフェノーメノ。過去5年の1着馬の調教タイプに合致しており、他馬が調教適性でやや劣る面から前走以上も確実。ルーラーシップはこれに次ぐ調教適性のタイプ、ジェンティルドンナは中間の雰囲気から当然勝ち負けを期待。本数多い調教タイプのダークシャドウ、藤原英昭厩舎の勝負調教に該当したエイシンフラッシュまで押さえれば。
推奨馬:4.フェノーメノ、8.エイシンフラッシュ、10.ダークシャドウ、13.ルーラーシップ、15.ジェンティルドンナ、17.オルフェーヴル
【奥田隆一郎のWIN5見解】 ■今週の1点勝負レース →京都10R 白菊賞 サトノネネを推奨する。サトノネネは、同コースの新馬戦でウリウリに勝利しており、コース適性と相手関係から最有力馬となる。今回も牝馬限定戦であり、前回と同じく内枠から好位を取れば連勝できる。
推奨馬:1.サトノネネ
■今週の多点買いレース →東京9R キャピタルS スマイルジャックは、直結コースの新潟芝1600mで関屋記念、同コースの東京芝1600mで東京新聞杯を制した。直結+同コースの重賞を勝利したように、コース適性は非常に高い。最近は重賞での惨敗が多くなったが、オープン特別にレベルを下げて斤量57キロの出走となれば、勝ち負けを期待できる。クラレントは、春にNHKマイルCを人気薄ながら3着に激走、前走は富士Sを勝利した。東京芝1600mの重賞で人気を大幅に上回る好走を見せており、コース適性の高さがわかる。サンディエゴシチーは、2010年キャピタルSの勝ち馬。1年5ヶ月の長期休養をはさんだが、近4走で完全に復調している。この馬のベストの距離はマイル戦。休養後に距離1600mに出走するのは初めてで、最近の勝ちきれないレースから一変の可能性あり、アタマ(1着)まで狙いたい。
推奨馬:13.クラレント、15.スマイルジャック、18.サンディエゴシチー
【古澤秀和のWIN5見解】 ■今週の1点勝負レース →東京11R ジャパンC オルフェーヴルで大丈夫だろう。写真を見ると宝塚記念時に比べてトモがボリュームアップして格段に上の状態。後肢のツナギから飛節、トモにかけてのラインが非常に力強い。正に7割くらいのデキで臨んだ宝塚記念があの圧勝劇。ここでも格の違いを見せつけそうだ。
推奨馬:17.オルフェーヴル
■今週の多点買いレース →京都10R 白菊賞 ここは3頭買っておきたい。まずはウリウリ。初戦は外枠を引いて外を回り続けた分、サトノネネに負けてしまったが、決して力負けではない。トモが良くてかなり走る馬だと思うし、条件がフラットになる今回はサトノネネを負かせてもいい。サトノネネの初戦は枠順や馬場に恵まれた感もあったが、抜け出す時の瞬発力はなかなかのものだった。今の京都は瞬発力が生きる馬場状態だし、ここも当然有力だ。ディアマイベイビーの前走は出遅れたうえ、引っ掛かって前に行った分の負け。まったく力を出し切っていない。全体的に馬体がしっかりしてきたし、ちゃんとスタートを切ればあんなことはない。ここも上位争い。
推奨馬:1.サトノネネ、5.ディアマイベイビー、8.ウリウリ
【伊吹雅也のWIN5見解】 ●今週の1点勝負レース →東京9R キャピタルS 前走がJRA重賞以外だった馬は2005年以降[0-6-3-61]と優勝例なし。このうち、5歳以上だった馬は[0-2-3-50]とさらに苦戦しています。一方、前走がJRAGIかJRAGII、かつ5歳以下だった馬は2005年以降[5-0-1-9]。若い実績馬は信頼できるようです。注目はC.スミヨン騎手とトーセンレーヴのコンビ。芝ならサンデーサイレンス系と相性がいいジョッキーなので乗り替わりは問題ありませんし、今回は相手関係にも恵まれました。
推奨馬:16.トーセンレーヴ
●今週の多点買いレース →東京10R 2012プロミネントジョッキーズトロフィー 今年の4〜5回東京芝2000m(11月24日終了時点)は、3歳以上、かつ1000万下から上のクラスのレースに限ると、前走で2000m超のレースに出走していた馬が[0-2-1-17]。芝2000m以下のレースを主戦場としている馬が優勢です。有力候補はここ2戦が好内容だったツルミプラチナム、東京芝2000mで現級2着の実績があるサトノパンサー、距離短縮組ながら芝2000mも問題なくこなせそうなヴィクトリースター。また、相性のいいジョッキーと久々にコンビを組むピュアブリーゼも侮れません。
推奨馬:3.ツルミプラチナム、7.ピュアブリーゼ、8.サトノパンサー、13.ヴィクトリースター
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伊吹雅也
競馬評論家。JRAの公式ホームページ内「今週の注目レース」にて“データ分析”のコーナーを、TCK(東京シティ競馬)の公式ホームページ内「分析レポート」にて重賞競走のデータ分析を担当しているほか、グリーンチャンネル、JRAのレーシングプログラム、『週刊アサヒ芸能』、『競馬王』などさまざまなメディアを舞台に活動している。主な著作に『WIN5攻略全書 回収率150%超!“ミスターWIN5”のマインドセット』、『コース別 本当に儲かる騎手大全』シリーズ、『コース別 本当に儲かる血統大全』シリーズ、『ウルトラ回収率』シリーズ(いずれもガイドワークス)など。