勝島王冠展望&浦和記念回顧

2012年11月27日(火) 18:00

◆勝島王冠展望(11月28日 大井 サラ3歳以上 別定 南関東SIII 1800m)

 勝島王冠は平成21年、準重賞から昇格した古馬1800m=SIII。その位置付け、ポジションは当初から“東京大賞典トライアル”とはっきりしており(1着馬に優先出走権)、現実に優勝馬、21年セレン、22年スーパーパワー、23年スマートインパルス、すべて本番大賞典に出走、それぞれ4、6、8着と一応の健闘をみせている。

 3年間の結果から浮かぶ注目馬は、(1)…成長株、(2)…中距離型、(3)…差しタイプ、あたりになるだろう。ただセレン=1番人気、スーパーパワー=10番人気、スマートインパルス=3番人気。堅めか波乱含みか、馬券的な傾向、性格はまだ判然としない。

 ともあれ今年は楽しみな顔ぶれになった。アートサハラ、プーラヴィーダ、活きがよくスケールの大きい新星が登場する。3歳馬=過去3年間[0-0-0-4]。データは思いのほか厳しいが(21年ブルーヒーロー9着、22年ツルオカオウジ10着)、今回2頭は実績、潜在能力ともひとケタ違うイメージだろう。

 対して古馬からカキツバタロイヤル。同馬は重賞3勝(千六〜千八)、GIIダイオライト記念2着など、オープンの基準、指標とも呼べる存在だけに・・・

続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

吉川彰彦

日刊競馬地方版デスク、スカイパーフェクТV解説者、「ハロン」などで活躍。 恥を恐れぬ勇気、偶然を愛する心…を予想のモットーにする。

新着コラム

コラムを探す