2012年11月29日(木) 18:00
ジェンティルドンナ
「3歳牝馬であんなタフな競馬ができるのはすごい」「まったく怯むことなかった。いくら斤量のメリットがあるとはいえ、あれは強い」などなど。絶賛の声ばかりでした。当のジェンティルさん、競馬を終えたあとすぐに息が入ってケロリとしていましたよ。あの性格なら環境の変化にも動じず、海外でもいい競馬をしてくれるのではないでしょうか。来年が楽しみです。
“根性”のレジェンド姉弟
特にローマンレジェンドの精神力はすごい。条件戦から準オープンくらいまでなら連勝を続ける馬は珍しくありませんが、重賞の壁もきっちり乗り越えているのですから、単に力があるだけで成せる業ではないでしょう。「まだまだ成長途上」(藤原師)ということで底を見せてはいませんが、いまの勢いと安定味、デキのよさをもってすればGIの壁をあっさり突破しても何ら不思議ではないでしょうね。
一方、ミラクルレジェンドのほうも相手が強くなってきても大きく負けることなく、堅実に走っています。「この秋の目標はJBCレディスクラシックだった」(藤原師)というように、ここが最大目標ではありませんが「デキは引き続きよい」(藤原師)とのこと。そして、やはり相手なりに堅実に走る心の強さを信じたいです。
ディアマイベイビー&山口さん
白菊賞でもやはり先行する競馬を見せたディア。もう、これが彼女のスタイルなのかな? と思いきや、松田博師は「うーん」と首を言葉に詰まってばかり。距離が延びても対応できるようにゆったりと競馬をさせたい松田博師にとっては、いまのディアのレーススタイルはしっくりこないようです。しかし、無理に引っ張るのもそれはそれで嫌みたい。阪神JFに騎乗依頼された川田騎手は逃げが得意ですし、さてさてどうなりますやら。
そうそう、そろそろジョワドヴィーヴルが帰ってくるようです! 帰厩時期は未定ですが、わたしは山口さんの手があく阪神JF後と読んでいます。ただいまノーザンファーム早来では472キロ。だいぶフックラしているようですね。ジョワちゃんとの再会、すごく楽しみです!
バックナンバーを見る
このコラムをお気に入り登録する
お気に入り登録済み
お気に入りコラム登録完了
花岡貴子「ねぇさんのトレセン密着」をお気に入り登録しました。
戻る
※コラム公開をいち早くお知らせします。※マイページ、メール、プッシュに対応。
花岡貴子
デジタルレシピ研究家。パソコン教師→競馬評論家に転身→IT業界にも復帰。競馬予想は卒業したが、現在も栗東トレセンでニュースやコラム中心の取材を続けている。“ねぇさん”と呼ばれる世話焼きが高じ、AFPを取得しお金の相談も受ける毎日。公式ブログ「ねぇブロ」(http://ameblo.jp/takako-hanaoka/)