クイーン賞展望&勝島王冠回顧

2012年12月04日(火) 18:00

 クイーン賞は、平成9年から交流G昇格。当初2年をマキバサイレント、イシゲヒカリと船橋所属馬が制したが、11年ファストフレンド(通算15勝・帝王賞、東京大賞典)が勝って以降、一貫JRA勢が主導権を握ってきた。

 その中で1つ傾向というなら、新旧交代。すでに実績を積み上げた“女王”より、ここを出発点に昇りつめていく“新星”に分があることか。実際、一昨年ミラクルレジェンド、昨年クラーベセクレタ、3歳馬がいずれも1番人気で堂々たる横綱相撲を演じている。

 さて今年の顔ぶれ。川島正行厩舎、現南関東女傑級である3頭が、一挙に揃いぶみという形になった。クラーベセクレタ、エミーズパラダイス、そしてアスカリーブル。それぞれ個性が違うだけに興味深く、しかもJRA側からは芝GIウィナー・ホエールキャプチャが登場する。視点によっては今年の地方ダートG、最もワクワクするレース(少なくとも馬券検討は上)といえるかもしれない。JRA対地方、ほぼ等分にチャンスが浮かび・・・

続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

吉川彰彦

日刊競馬地方版デスク、スカイパーフェクТV解説者、「ハロン」などで活躍。 恥を恐れぬ勇気、偶然を愛する心…を予想のモットーにする。

新着コラム

コラムを探す