[秋のGI特別企画]阪神ジュベナイルF、朝日杯FS展望

2012年12月05日(水) 18:00

 12月はGIシーズン恒例となった大好評企画、今井雅宏氏本人による「GI回顧&展望」を特別公開! まず第1回となる今回は来年のクラシックの試金石となる阪神JF、朝日杯FS編をお届けします!!

◆阪神JF

担当編集(以下、編) 今年も競馬王新書054『ポケット版 大穴血統辞典2013-2014 反動編』の発売記念として、恒例の特別企画をお届けすることになりました。皆さんのお役に立てるよう、今年もよろしくお願いします!

 昨年はここで、アイムユアーズ(8番人気2着激走!)の好走条件は「6枠あたりで外が伸びる馬場を、平均ペースで流れるようなレース」と教えてもらいました。当日、運良く6枠に入ったので、競馬王ブログの「編集部予想」で本命にしました!今年も、ピンポイントの好走条件解説をお願いします。

 まずは、新設重賞・アルテミスS勝ちのコレクターアイテムからいきましょうか。この馬はハーツクライ産駒ですね。

今井(以下、今)  『大穴血統辞典』にも書いたけど、ハーツクライ産駒は基本的に闘う意欲は強いけど精神コントロールに難しいところがある。だから、好走するときは、逃げや、逆に溜めて追い込んだり、捲ったりという、一気に精神を解放する極端な競馬が多い。

 優等生的な競馬は合わないんですね。

 あるいは内で壁を作るとか、位置取りショックとか、気持ちが暴走しないために、どうガス抜きをするかがポイントになる。代表産駒のウインバリアシオンとギュスターヴクライが捲りや追い込みだろう?

 たしかに極端な競馬で気分よくレースを運べたときに好走していますね。

 ハーツクライは、気持ちをどうやって制御させるかが課題だ。それにこれもいつも言ってることだけど・・・

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今井雅宏

ストレス、ショック療法など、競走馬の心身構造を馬券にする「Mの法則」を発見し、従来の競馬常識を完全に覆した。現在は、競馬雑誌等で活躍中のほか、馬券研究会「Mの会」を主催し、毎週予想情報の提供を行なっている。主な著書に「短縮ショッカー」、「ウマゲノム版種牡馬辞典」、「ポケット版 大穴血統辞典」などがある。

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